春菊のおひたし
鍋物で活躍してくれた春菊ですが、単独で登場することは少なくありませんか。春菊は、関西では菊菜と呼ばれ、関東のものとは少し形状が違います。いずれにしても、旬が終わる今ごろになると、おひたしで味わっておきたいと思います。春菊1袋はよく洗い、水気をきります。鍋に熱湯5カップを沸かして塩小さじ2を加え、軸の部分、葉と続けて入れて1分ほどゆでたら、すぐに水にとって冷まします。水気を絞り、食べやすい大きさに切り分けておきましょう。ひたし汁は鍋にだし汁1カップ、酒大さじ3、薄口しょうゆ大さじ1、みりん小さじ1を合わせてひと煮します。ここに先ほどのゆでた春菊を加えて温めればでき上がり。冷ましたひたし汁に春菊を浸けてもかまいませんが、あつあつのおひたしもおいしいものです。ひたし汁ごとめし上がれ。
※分量は4人分です。

春菊ならではのほろ苦さと香りがストレートに味わえます。春に向かって、活動が活発になる体に元気をくれそうな一品です。