愛犬・コジローと幸せに暮らす料理研究家・川津幸子さんのおうちへようこそ！ ここでは、定番＆人気の簡単レシピや、旬の食材のことなど、料理の小さなヒントを、毎週、5つご紹介します。ぜひ、日々の食卓に役立てて♪
もう26年前のことになりますが、大好きだったイタリア人シェフの料理本にのっていたサラダです。本を購入した当時は、日本ではクレソンもホワイトマッシュルームも珍しくて高嶺の花でしたが、その後、ちょっと暮らしたニューヨークでは、どちらもとても身近な食材で、うれしくてせっせとルームメイトにごちそうしました。マッシュルーム100gは、縦に5mm厚さに切り、変色しないように、レモン汁1/2個分をかけておきます。クレソン１束は根元の固い部分を切り落とし、食べやすい大きさにちぎります。しんなりしていたら、水に放してシャキッとさせましょう。にんにく1/2かけをすりおろし、塩小さじ1/4、こしょう少々、オリーブ油大さじ2～3を混ぜ合わせ、マッシュルームをレモン汁ごと加えてあえたら、クレソンを敷いた器に盛りつけます。
※分量は2人分です。
クレソンのほろ苦さとレモンの酸味が爽快なサラダ。主役にはなれないけれど、口直しにぴったりで、おしゃれなのも大好きな理由です。
川津さんの実際の食生活に寄り添ったコラムが204項目。日々の食卓のヒントが盛りだくさんの一冊です。読めば、毎日のごはんがもっとおいしく、楽しくなるはず♪
早稲田大学卒業後、ファミリーサークル、世界文化社、『オレンジページ』などで料理編集者として活躍。1995年、エコールキュリネール国立（現・エコール 辻 東京）でフランス料理を学ぶ。「編集者自らが料理して書く」というスタイルで、料理の楽しさを伝えるべく、料理人と編集者を兼ねた本作りを始める。以来、一貫して作る人の視点に立った、簡単でオシャレな料理を提案している。近著に、『100文字レシピ プレミアム』（新潮文庫）、『100円100品100文字レシピ』（文藝春秋）がある。
6歳のオスのシバ犬。食いしん坊で、ドッグフード（ドライ）の上に、ちょっとヨーグルトをトッピングしてもらうのがお気に入り。おやつに、りんごをもらったりすることも。散歩大好き、抱っこしてもらうのも大好き！
文・写真／川津幸子 イラスト／曽根愛