ソーキ汁
わたしの場合、沖縄料理は夏にご紹介することが多いので、冬大根を使ったものは、後回しになってしまうのが欠点。甘くみずみずしい冬大根でぜひ試してほしいソーキ汁を忘れていることがわかりました。ソーキ汁は、厚く切った大根を下ゆですることもなく、たっぷりの昆布、豚スペアリブとひたすらことこと煮るだけ。味つけは、淡いおでんといったところですが、昆布と豚骨から出るうまみの相乗効果は想像以上で、このだしを大根がたっぷり吸い込んでいます。スペアリブ800gはたっぷりの熱湯で20分ほどゆでます。大根750gは3cm厚さの輪切りにして皮をむきます。鍋に5cm幅に切った昆布25gとだし汁7カップ、塩小さじ1と1/2、しょうゆ大さじ2、酒1/4カップを合わせ、スペアリブ、大根を入れたら火にかけ、落としぶたをして弱火で約1時間煮ます。
※分量は4人分です。

1時間も煮れば、冬大根は柔らかくとろけ、肉は骨からすっとはずれます。あっという間になくなるので、いつも大根は倍量あってもいいなと思います。