鶏肉と里芋の中華みそ煮
「新物」のシールを貼った里芋が出回っています。骨つきの鶏肉とこっくり中華風に煮込んだ一品は、和風とはひと味違うこくのあるおいしさ。これを教わった新米編集者のころは、里芋に不慣れで大作に思えたけれど、みんなに誉められるので作りがいのある料理でした。鶏手羽元8本は、骨の両脇に切れ目を入れて開き、紹興酒・しょうゆ各大さじ1をからめておきます。里芋6個(400g)は皮をむき、塩少々をふってもみ、洗って水気をふきます。中華鍋にサラダ油大さじ1を熱して里芋を入れ、表面を炒めて取り出します。残った油をそのまま熱して、汁気をきった鶏手羽元を入れ、これも表面に香ばしい焼き色をつけます。ねぎ5cm、しょうが1かけを加えたら、紹興酒・しょうゆ各大さじ2、甜麺醤・砂糖各大さじ1、水1カップを加え、ふたをして弱火で30~40分煮込みます。
※分量は4人分です。

中華風のみそ味が、ほっこりねっとりした里芋によく合っています。季節には、栗を入れてもおいしいと習いました。