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川津幸子さんのおうちごはんのヒント。

愛犬・コジローと幸せに暮らす料理研究家・川津幸子さんのおうちへようこそ! ここでは、定番&人気の簡単レシピや、旬の食材のことなど、料理の小さなヒントを、毎週、5つご紹介します。ぜひ、日々の食卓に役立てて♪

今が旬

たいと豆腐のちり蒸し

今年も蒸し器が活躍したけれど、これを作らないことには、まだしまえません。それは、ちり蒸し。昆布の上に豆腐や魚をのせ、酒またはだし汁をかけて蒸したもので、蒸すうちに、昆布のうまみが魚や豆腐に移り、上品なおいしさが加わります。仕掛けは昆布だけ。なのに、この偉力! 1人前ずつ器に仕立てれば、見栄えがプロ級になるのも、ひいきの理由かな。今は昆布を持っていない人も、ちり蒸しのために購入する価値あり、です。たいの切り身1切れは、塩・酒各少々をふって10分おき、水気をふきます。5cm長さの昆布1枚を器に敷き、4つに切った豆腐1/4丁、たいを盛り合わせます。酒なら大さじ1/2~1、だし汁なら1/4カップをかけて、強火で7、8分蒸し、二つ割りにした生しいたけ1枚を添えてさらに、3分ほど蒸します。もみじおろしなどを薬味に、ぽん酢じょうゆでどうぞ。
※分量は1人分です。

昆布の上に材料を並べ、酒をふって蒸すだけ。おもてなしにも絶対喜ばれる、覚えてお得な和風料理です。今回は桜麩も散らしました。

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オレンジページnetの連載が本になりました!

『川津さんちのおうちごはんのレシピとヒント204』»

川津さんの実際の食生活に寄り添ったコラムが204項目。日々の食卓のヒントが盛りだくさんの一冊です。読めば、毎日のごはんがもっとおいしく、楽しくなるはず♪

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プロフィール

川津幸子(料理研究家)

早稲田大学卒業後、ファミリーサークル、世界文化社、『オレンジページ』などで料理編集者として活躍。1995年、エコールキュリネール国立(現・エコール 辻 東京)でフランス料理を学ぶ。「編集者自らが料理して書く」というスタイルで、料理の楽しさを伝えるべく、料理人と編集者を兼ねた本作りを始める。以来、一貫して作る人の視点に立った、簡単でオシャレな料理を提案している。近著に、『100文字レシピ プレミアム』(新潮文庫)、『100円100品100文字レシピ』(文藝春秋)がある。

コジロー

6歳のオスのシバ犬。食いしん坊で、ドッグフード(ドライ)の上に、ちょっとヨーグルトをトッピングしてもらうのがお気に入り。おやつに、りんごをもらったりすることも。散歩大好き、抱っこしてもらうのも大好き!

文・写真/川津幸子 イラスト/曽根愛

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