牛肉とじゃが芋の重ね煮
わたしにとって「重ね煮」は簡単料理の象徴です。野菜と肉を段々に重ね、調味料を加えて火にかけるだけ、使うのは鍋ひとつと、初心者にはうれしい簡単さ。これは牛肉と玉ねぎを炒める手間こそありますが、ソースと一体化して洋風のシチュー風になるのがいいところです。鍋にサラダ油大さじ1を熱し、塩、こしょうをふった牛切り落とし肉200gを香ばしく焼いたら、バター大さじ1を足し、にんにく1かけのみじん切り、玉ねぎ1個の薄切りを炒めます。ここで一度取り出すと楽。さきほどの鍋に5mm厚さに切ったじゃが芋400g(水にさらさなくてOK)と交互に重ね入れ、トマトジュース1カップ、赤ワイン1/2カップ、ウスターソース大さじ2、砕いた固形スープの素1/2個、ローリエ1枚を加え、バター大さじ1も点々とのせてふたをし、弱火で15~20分蒸し煮すれば完成です。
※分量は4人分です。

トマトジュース(野菜ジュースでも可)、赤ワイン、ウスターソースが合わさると、ドミグラスソース風の味わいに。ごはんにもパンにも。