国別オムレツ事情
オムレツというと、黄色い木の葉形のものを思い浮かべる人が多いのでは。こちらはフランススタイルで、フォークを入れると中はとろっと半熟状というのが理想です。一方、お隣りのスペインに行くと、丸く平らに焼いたパンケーキ風のものに変わるのが面白いところ。あちらでは「トルティーヤ」と呼ばれ、表面に焼き色をつけてしっかりと火を通したものが一般的です。わたしはじゃが芋入りをご紹介しましたが、本場では、ズッキーニ、ほうれん草、パプリカなどいろいろな野菜を使って作られ、店によっては直径30cm、厚さ15cmのものもあるとか。ついでに、イタリアはというと、同じように丸く平らに焼くタイプですが、名前は「フリッタータ」になり、具にはチーズやパスタなどが加わります。わたしは野菜いっぱいのフリッタータが大好きです。こちらは次回。