昆布のこと
あなたの家に昆布はありますか? 昆布はだしをとるのに不可欠ですが、だし以外にも、小さく切って野菜の即席漬けに加えたり、煮物に入れたり(手羽元の中華風酢煮)と使い方はいろいろ。どんな種類があるのか、ちょっとご紹介しましょう。昆布の生産地は主に北海道。なので、地名のついているものがいくつかあります。たとえば、うまみの濃いだしが出る「羅臼昆布」や、上品な味わいになる「利尻昆布」は代表格。どちらも高級品で、その仲間には道南産の「真昆布」もあり、こちらは肉厚で香りが高く、風味豊かです。一般的なのは、「日高昆布」で、三石昆布とも呼ばれるとか。柔らかく香りもいいので、だし用のほか、おでんなどのように煮て食べる昆布としても好適です。いずれにしても、よく乾燥しているものを選ぶこと。表面の白い粉はうまみ成分なので、洗ったりしないようにしましょう。