おせちの盛りつけ
わが家のおせちは、好きな料理を集めた和洋中折衷型。器も大皿に盛り合わせています。ただ、お正月なので、ちょっと改まった感じにしたくて、そんなとき助けてくれるのが、葉らんや南天の葉です。特に南天は、音が「難を転ずる」という言葉に通じるので、縁起がいいとされ、松とともにお正月の飾りによく使われてきました。幸い、わが家には、南天の木があるので、様子のいい葉を切って活用しています。たとえば、祝い肴を椿皿に盛り合わせるとき、その下に敷く飾り皿との間にはさんだり、えびの酒煮の下に敷いたりします。葉らんは、どうしても汁けがにじむ炒めなますに敷いたり、燻魚(シュンユイ)とえびの酒煮の二種盛りのときなどに重宝。お重に詰める人は、くるりと輪を作って仕切りの代わりに使うのもおすすめです。手軽な南天や葉らんで、祝い膳の雰囲気を演出してみましょう。
※分量は2人分です。