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川津幸子さんのおうちごはんのヒント。

愛犬・コジローと幸せに暮らす料理研究家・川津幸子さんのおうちへようこそ! ここでは、定番&人気の簡単レシピや、旬の食材のことなど、料理の小さなヒントを、毎週、5つご紹介します。ぜひ、日々の食卓に役立てて♪

キホン

皮霜作り

先日行ったすし屋さんで、「鯛の皮霜作り」が出てきました。これは、鯛を皮ごとさしみにしたもので、なんと皮だけに火を通してあります。どうやったらそんなことができるのと不思議ですが、まずは、斜めにしたまな板に、おろした魚を、皮を上にしてのせ、ぬれぶきんでおおいます。ここに熱湯を回しかけ、皮が縮んだところですぐさま氷水をかけて冷ますのです。皮目のきれいさを生かしたいとき、あるいは、皮が薄くてひきにくいときなど、固い皮だけに火を通して食べやすくする技。さしみはすべて生とは限らないわけで、このほかにも、骨切りをしたはもをさっと熱湯につけて花のように身を開かせたり、さく取りしたまぐろを表面だけゆで、外側は白く内側は赤く仕上げた「湯びき作り」などがあります。そういえば、おなじみのかつおのたたきは、「焼き霜作り」と言われてますものね。

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バックナンバー

オレンジページnetの連載が本になりました!

『川津さんちのおうちごはんのレシピとヒント204』»

川津さんの実際の食生活に寄り添ったコラムが204項目。日々の食卓のヒントが盛りだくさんの一冊です。読めば、毎日のごはんがもっとおいしく、楽しくなるはず♪

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プロフィール

川津幸子(料理研究家)

早稲田大学卒業後、ファミリーサークル、世界文化社、『オレンジページ』などで料理編集者として活躍。1995年、エコールキュリネール国立(現・エコール 辻 東京)でフランス料理を学ぶ。「編集者自らが料理して書く」というスタイルで、料理の楽しさを伝えるべく、料理人と編集者を兼ねた本作りを始める。以来、一貫して作る人の視点に立った、簡単でオシャレな料理を提案している。近著に、『100文字レシピ プレミアム』(新潮文庫)、『100円100品100文字レシピ』(文藝春秋)がある。

コジロー

6歳のオスのシバ犬。食いしん坊で、ドッグフード(ドライ)の上に、ちょっとヨーグルトをトッピングしてもらうのがお気に入り。おやつに、りんごをもらったりすることも。散歩大好き、抱っこしてもらうのも大好き!

文・写真/川津幸子 イラスト/曽根愛

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