愛犬・コジローと幸せに暮らす料理研究家・川津幸子さんのおうちへようこそ！ ここでは、定番＆人気の簡単レシピや、旬の食材のことなど、料理の小さなヒントを、毎週、5つご紹介します。ぜひ、日々の食卓に役立てて♪
鶏スペアリブは、骨からするっと肉がはがれるのが快感（？）。気がついたら骨の山なんてことはありませんか。ご紹介するのは、鶏のうまみとごぼうの香りがよく合った煮物。20分もあればできるのがいいところです。ごぼう100gはよく洗い、5cm長さの縦四つ割りにして水に5分ほどさらします。鍋にサラダ油小さじ2を熱して、鶏スペアリブ300gを皮目から入れ、焼き色がついたら、裏返して焼きます。肉を集め、あいたところに焼き油を集めて、にんにく・しょうがのみじん切り各1/2かけを炒め、ごぼうを入れて炒め合わせたら、酒・しょうゆ各大さじ2、砂糖小さじ1、水3/4カップを加え、アクを取りながら15分ほど煮ます。煮汁が多いようなら、水溶き片栗粉少々を加えると、煮汁がまとまってこっくり仕上がります。
※分量は4人分です。
鶏スペアリブからうまみが出るので、だし汁は必要ないけれど、一口食べると、実はごぼうからもいいうまみが出ていることがわかります。
川津さんの実際の食生活に寄り添ったコラムが204項目。日々の食卓のヒントが盛りだくさんの一冊です。読めば、毎日のごはんがもっとおいしく、楽しくなるはず♪
早稲田大学卒業後、ファミリーサークル、世界文化社、『オレンジページ』などで料理編集者として活躍。1995年、エコールキュリネール国立（現・エコール 辻 東京）でフランス料理を学ぶ。「編集者自らが料理して書く」というスタイルで、料理の楽しさを伝えるべく、料理人と編集者を兼ねた本作りを始める。以来、一貫して作る人の視点に立った、簡単でオシャレな料理を提案している。近著に、『100文字レシピ プレミアム』（新潮文庫）、『100円100品100文字レシピ』（文藝春秋）がある。
6歳のオスのシバ犬。食いしん坊で、ドッグフード（ドライ）の上に、ちょっとヨーグルトをトッピングしてもらうのがお気に入り。おやつに、りんごをもらったりすることも。散歩大好き、抱っこしてもらうのも大好き！
文・写真／川津幸子 イラスト／曽根愛