安倍川もち
実は、東京に来て初めて、きなこもちを安倍川もちと呼ぶことを知りました。静岡の名物だとか。へえと思いつつ、やはり小さいときから慣れ親しんだ名前がいちばんしっくりきて、いまだにきなこもちと言ってしまいます。ご当地では、きなこと砂糖は別々にもちにかけるとも聞きますが、実家では、きなこと砂糖を混ぜていました。いつだったか、母が作るのを見ていたら、きなこと同じくらい砂糖を入れるのでびっくり。でも、砂糖は多めのほうがおいしいようです。忘れられないのは、「塩も少し入れると、甘みが引き立つ」と言っていたこと。というわけで、わが家のきなこもちの分量は、きなこ60g、砂糖50g、塩ひとつまみを合わせたもの。もち(8個)はゆでてもいいのですが、いつも、こんがりと焼き、さっと湯に通したあと、きなこをまぶしています。砂糖を控え、黒みつをかけてもおつな味。
※分量は4人分です。