ローリエのこと
牛肉とじゃが芋の重ね煮にも使ったローリエ。日本では月桂樹の葉と呼ばれています。ちなみに、ローリエはフランス語、英語ではベイリーフです。役目は、もっぱら香りづけで、ポトフやシチューのほか、魚介のマリネなどに、清々しい香りをそこはかとなくつけてくれます。また、肉の臭みを消す働きもあるので、煮込み料理によく登場する「ブーケガルニ」にも不可欠。セロリやパセリの茎、タイムといっしょにたこ糸で縛ります。使うときは、1本切れ目を入れておくと香りが出やすくなりますが、あまり長い間入れておくと、香りが強くなりすぎる場合があるので、途中で取り出すことも頭の片隅に入れておきましょう。なにか特別な料理のためのスパイスに思えるかもしれませんが、ふだん作るカレーにも効果あり。1パック200円前後なので常備してみては。