ぶりの燻魚(シュンユイ)
ちまたでは、おせちの予約販売も始まっているので、ちょっと早いようですが、わが家の「和洋中折衷おせち」の一員をご紹介します。燻魚は、ぶりを揚げ、甘辛く煮からめたもので、もともとは鯉で作る上海料理の名菜です。煙ではなく、油で揚げて香りをつけるもので、しっかりした中国風の味つけが、和風のおせちのなかでアクセントになります。数日たっても味が変わらないのもおすすめの理由。ぶりの切り身4切れは4㎝角に切り、しょうゆ・酒各大さじ2、しょうが汁小さじ1の中に30分漬けて下味をつけます。この間に、鍋にしょうゆ大さじ2と1/2、砂糖大さじ3、紹興酒大さじ2、粉山椒小さじ1/3、ごま油小さじ1を合わせます。あれば八角3かけも加えましょう。ぶりの汁気をふき、170℃の油で濃いめのきつね色に揚げたら、煮立てた煮汁に加え、強火で煮詰めながらからめます。
※分量は作りやすい量です。