山椒の木よ、がんばって!
わが家のお隣りは、ガーデニングの愛好家。季節ともなれば、手入れされた庭に色とりどりの花が咲くので、景色を借りては勝手に憩わせていただいています。いつだったか、「山椒の木があれば便利なのだけど」と話したら、「あらっ、家にあるわよ」と、根っこつきの小さな株を2本、分けてくださいました。「やった!」と、1本は裏庭のちょっと日陰になっている片隅に、もう1本は鉢に植え、通りがけに葉の香りをかいでは、一人でうふふと喜んでいました。そうしたら、秋ごろだったかな、鉢のほうに大きな幼虫がくっついているではありませんか。大事な葉はその旺盛な食欲の犠牲となり、見るも無惨な姿になっていました。「こらっ」と追い払い、それから朝夕のコジローの散歩ごとに見張っていたけれど、今は、落葉期。今年も無事に葉をつけてくださいねと祈る日々です。