塩豚を白いんげん豆と煮込む〈カスレ〉は、フランス南西部の家庭料理。しっとりした豚肉はもちろん、ふっくら煮えた豆もたまりません。
豚肉に下味の塩をすり込んでラップをし、冷蔵庫に1日置く。
セロリは筋を取り、一口大の乱切りにする。豆はざるにあけ、表面をさっと流水で洗う。豚肉は汁けを拭き、塩、こしょうをふる。
口径約22cmの浅めの鍋にオリーブオイルを中火で熱する。塩豚を入れ、かるく焼き色がつくまで7分ほど焼き、いったん取り出す。続けて玉ねぎをしんなりするまで2分ほど炒める。
セロリとにんにくを加えてさっと炒め、肉を野菜の上に置く。煮汁のワイン、ローリエ、タイムを加えて、汁けが1/2量になるまで2分ほど煮る。残りの煮汁の材料を加えてふたをする。煮立ったら弱火にし、40分ほど蒸し煮にする。ときどき肉の上下を返し、煮汁が少なくなったら、水適宜をたす。
ふたを取ってソーセージ、豆を加えて全体を混ぜ、10分ほど蒸し煮にする。煮汁がとろりとするまで7分ほど煮つめる。塩豚を取り出して食べやすく切って、ソーセージ、豆とともに器に盛る。