カスタードプリンだって、フライパンにおまかせ!
大きな器で一度に作れば、みんなでおなかいっぱい食べられて、大満足です。
フライパンに注ぎ入れるための熱湯を沸かしはじめる。キャラメルソースを作る(下記、注意書きもご参照ください)。耐熱のボールに砂糖と水を入れて混ぜ、ラップをかけずに電子レンジ(600W使用)で3分~3分30秒加熱する。濃いきつね色になったら取り出し、木べらを伝わせながら、少しずつ熱湯を注ぐ(一気に注ぐとはねるので注意する)。全部注いだら木べらでなめらかになるまで混ぜ、プリン用の耐熱の器に流し入れる。
プリン生地を作る。別の耐熱のボールに牛乳と砂糖を入れてさっと混ぜ、ラップをかけずに電子レンジ(600W使用)で2分~2分30秒加熱し、人肌くらい(35~40℃)に温める。別のボールに卵を割り入れ、泡立て器で溶きほぐす。なめらかになったら、温めた牛乳を4~5回に分けて注ぎ入れ、そのつどよく混ぜ合わせる。
万能こし器を通して、別のボールに生地をこし入れる。表面にペーパータオルをのせ、生地に密着させてから引き上げ、表面の泡を取る。バニラエッセンスを加えてさっと混ぜ、1の器に流し入れる。
直径26cmくらいのフライパンに、直径20cmくらいの耐熱の平たい皿を入れ、その上にプリンの器を置く。器の高さの半分くらいまで、フライパンの縁から熱湯を静かに注ぎ入れる。ごくごく弱火(炎とフライパンの底の間が2~3cmあいてるくらいの火加減)にかけ、ふたをして30~35分蒸し焼きにする(このとき、フライパンにはった湯を煮立たせないように注意する)。器の側面を木べらの柄でかるくたたいてみて、プリンの中心が周囲と同じようにプルプルと揺れたら蒸し上がり。器を取り出して粗熱を取り、冷蔵庫で2時間ほど冷やす。
キャラメルソースを作る際、耐熱ガラスのボールを使用した場合にボールを電子レンジから取り出したときに、急激な温度差などによって割れることがあります。下記の原因が考えられるので、ご注意ください。
●レンジから取り出したボールをステンレス製等の冷えた調理台に直接のせると、温度差が生じて割れることがあります。特に冬場などで調理台の温度が低くなっていたり、調理台に水滴などがついていると、破損しやすくなるので、乾いたふきんなどを敷いたところにのせるようにしてください。
●キャラメルソースを作る際の電子レンジのワット数は600Wを基準にして加熱時間を表示しています。必ず600Wに設定のうえ、加熱してください。機種によっては、表示の時間よりも早く加熱が進むことがあります。万が一、加熱中に煙が立ち始めるなどした場合は、すぐに電子レンジの扉を開けず、しばらくたってある程度カラメルの温度が下がってから扉を開けるようにしてください。すぐに触れると、やけどや、ボールの破損、中身が飛び出すなどの原因になることがあります。
●キャラメルソースの分量に対して耐熱ボールが大きすぎると、〈から焼き〉に近い状態になり、冷たい外気に触れた瞬間に割れる可能性があります。今回のレシピでは、口径15cm程度の大きさの耐熱ボールを使うことをおすすめします。
●耐熱ガラスは、使用年数にしたがって強度が落ちていくことがあります。強度の落ちたものは、温度差によってより割れやすくなるので、なるべく新しいものを使用するようにしてください。
●「電子レンジ使用OK」と表示されていても、強度の低い「強化ガラス」が使われているものもあります。必ず「耐熱ガラス」と明記されているものを使用するようにしてください。