素揚げにしたかぼちゃに、酸味と辛みがほどよくきいた漬け汁をからめて、夏らしいひと皿に。
いかも香ばしく揚げて、うまみと食べごたえをプラスします。
かぼちゃはわたと種を取り、ピーラーで皮をところどころむいて、長さ5cm、厚さ2cmほどのくし形に切る。ピーマンは縦半分に切ってへたと種を取り、縦にせん切りにする。玉ねぎは縦に薄切りにする。大きめのボールに漬け汁の材料を混ぜ合わせる。
いかをさばく。胴に指を差し込み、わたと胴がつながっているところをはがす。胴と足を持ち、足をゆっくりとひっぱりながらわたを引き出す。胴の内側についている軟骨をはずし、折らないように引き抜く。目の下でわたと足を切り離し、足のつけ根にあるくちばしを手でもぎ取る。胴は皮つきのまま幅1cmの輪切りにし、足は2本ずつ切り分けて、ペーパータオルなどで水けを拭く。
揚げ鍋に揚げ油とかぼちゃを入れて中火にかけ、低温※に熱しながら、かぼちゃをときどき混ぜるようにして揚げる。かぼちゃに竹串がすーっと通るようになったら、油をきって漬け汁のボールに入れる。続けて火をやや強め、揚げ油を中温※に熱する。いかに小麦粉を薄くまぶしながら揚げ油に入れ、からりと揚げて油をきり、漬け汁に加える。ピーマン、玉ねぎを入れて混ぜ、粗熱が取れたら、漬け汁ごと器に盛る。
※低温(160~165℃)=乾いた菜箸の先を鍋底に当てると、細かい泡がゆっくりと出る程度。中温(170~180℃)=乾いた菜箸の先を鍋底に当てると、細かい泡がシュッシュッとまっすぐ出る程度。