いかわたを使った煮汁の、こってりとした独特の味わいは一度食べたらやみつきに。あつあつのご飯にかけて。
大根は下記の下ごしらえを参照して厚さ1cmのいちょう切りにする。いかは胴の中に指を入れて胴と足のつながったところをはがす。わた袋を破かないように内臓を引き抜き、わたと足を切り離す。
わたはすみ袋がついていれば取り除き、薄皮に切り込みを入れて中身をしごき出し、ボールに入れる。酒1/2カップを少しずつ加えて溶きのばし、万能こし器で別のボールにこし入れる。水2カップ、しょうゆ大さじ3と1/2を加えて混ぜ、煮汁を作る。
いかの胴は軟骨を取り除き、中を洗って水けを拭く。えんぺらをはがし、胴は斜めに2~3mm間隔に浅く切り込みを入れ、切り開く。足はくちばしを取り除いて目の下から切り離し、吸盤を包丁の刃先でこそげ落とす。ともに皮つきのまま大根と同じ大きさのぶつ切りにする。
鍋に大根を入れて強火にかけ、水けをとばすようにいる。薄く焼き色がついたらサラダ油大さじ2、コチュジャン、にんにくを入れて炒め、いかを加えて炒め合わせる。全体に油が回ったら2.の煮汁を加え、落としぶた※をして25分ほど、大根が柔らかくなるまで煮る。好みで片栗粉小さじ1/2を水小さじ1で溶いた水溶き片栗粉を回し入れ、手早く混ぜてとろみをつける。器に盛って万能ねぎを散らし、温かいご飯にかけていただく。
(1人分597kcal、塩分3.4g)
※落としぶたがない場合は、アルミホイル、またはオーブン用シートを鍋の口径に合わせて切り、真ん中に穴をあけたもので代用しても。
---大根の下ごしらえ---
【いちょう切り】
煮ものや炒めものなど幅広く使える切り方で、料理に合わせて厚さを変える。大根は洗って皮つきのまま、まず縦半分に切る。切り口を下にしてさらに縦半分に切り、端から切る。ここでは柔らかく煮るので厚さ1cmくらいに切る。