なんとなく体の調子が悪いかも? という日は、体をいたわるおかゆでリセットしませんか。
薬膳・発酵料理研究家で、国際中医薬膳師の山田奈美さんに、寒い冬にうってつけのレシピを教わりました。
「『和食薬膳』では、すべての食材に薬効があり、それらを生活に取り入れることで体を整えると考えます。
体を温めてくれる食材でおすすめなのが、にんにく、しょうが、鶏肉です。体を温めつつ、冷えをとってくれるのは、ねぎとパクチー。
胃腸の働きを補う食材の米を、消化しやすくしたおかゆは、理想的な養生ごはんです。
これらの食材をふんだんに使った、簡単なレシピをご紹介します」(山田奈美さん)。
『鶏手羽元としょうがの薬膳がゆ』のレシピ
材料(2人分)
鶏手羽元……4本(約300g)
ねぎのせん切り……5cm分
しょうがの薄切り……8枚
にんにくの薄切り……1かけ分
米……1/2合(90ml)
もち米……大さじ1
塩……小さじ1/4
粗びき黒こしょう……適宜
あればパクチー(香菜)……適宜
作り方
(1)米ともち米は洗ってざるに上げ、水けをきる。土鍋に水3カップとともに入れ、30分ほど浸す。
(2)あれば香菜は食べやすく切る。手羽元は皮を除く。
(3)(1)の土鍋に手羽元、ねぎ、しょうが、にんにく、塩を加え、中火にかける。煮立ったら弱火にし、ふたを少しずらしてのせ、ときどき混ぜながら20~25分炊く。器に盛って粗びき黒こしょうをふり、パクチーを添える。
骨つきの鶏手羽元をことこと煮ることで、いいだしが出て、うまみもばっちり!
「排泄の時間帯とされる朝や、消化力が落ちる夜に食べるといいですよ」
プチ不調の日だけでなく、
週に一度は胃腸を休ませる〈リセットがゆデー〉と決めて、習慣にするのもおすすめです。
(
『2020 オレンジページCooking 冬』より)
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