オレンジぺージnet編集部・ホーリーです。
編集部メンバーの個人的な推しやちょっと役立つネタを、リレー方式で紹介するこちらのブログ。
>>前回/感動のモーニングが卸売市場に⁉川崎・調理室池田の「ツナメルトサンド」が最高すぎ【編集者のお墨付き】はこちらからみなさん、日本酒の「きき酒」って知ってますか? 私はてっきり銘柄や産地、使われているお米などを飲んで当てるものだと思っていたら……違ったんです! というわけで、とくに日本酒に詳しくない私が、気づけば『全国きき酒選手権大会』に参加するまでに。
「
きき酒は、好みの日本酒を知ることができる競技」だったので、日本酒が好きな人がチャレンジできるよう、ルールと合わせて紹介します!
会社ではじめて『きき酒』をやってみたら……全問正解した。
私の所属する出版社・オレンジページには、7年前から「日本酒部」があり、日本酒にくわしい販売店のかたが講師となり毎月部会を行っています。全国各地のお酒を飲み比べて特長を知ったり言語化できるようにトレーニングする、れっきとした部活なんです(とはいえ、飲んでワイワイ! ももちろんあります)。

コロナ禍を経て3年ほど足が遠のいていたのですが、秋の新酒あるかな~とひさしぶりに参加してみることに。すると「
今日はきき酒をやります」とのこと、えー私、くわしくないし無理!! なんて絶望していると、目の前に7つのコップと紙が置かれました。
「今出した7つを味が好みの順に並べてください」え、銘柄や酒の種類(純米とか吟醸とか)を当てるんじゃないの? と驚き。そう、「きき酒」の競技ルールは違ったんです!
日本酒の「きき酒競技」のざっくりルール
(1)7種の日本酒が出てきて、7分間にテイスティングして好みの順番をつける。
(2)同じ7種の酒が別の順番になって再度出てくる。7分間でテイスティングして好みの順番をつける。このとき、最初の酒に再度口をつけることはできない。
(3)1回目と2回目の好みの順が、同じ酒であればきき酒成功!
つまり味わいを当てるゲームだったんです。それならできるかも……と挑戦。

時間はたった7分なので、ちゃんと言葉にするのが困難。
「とろり」「にがい」「薬っぽい」「何かの味がする!」みたいな感覚をメモしていき……結果を聞いたら、自身でも驚きの全問正解!
つまり私のように日本酒知識がなくても、「きき酒」はできるし、いちばんおいしいと思った商品を覚えておくと、次にその商品に出会ったら選ぶことができる!
そう、
きき酒は好みの日本酒が見つかる、お得な競技だったのです。
実業団の『きき酒大会』にも参加してみたら……入賞した。
「実業団日本酒部連盟」という、会社公認の日本酒部、有志が集まる日本酒サークルなどが参加する連盟があります。保険や建築、病院に旅行、食品……etc. さまざまな業種の企業とともにオレンジページも所属し、交流を深めながら日本酒の楽しさを共有、「日本酒の輪」を広げるべく活動をしています。

その主催で「きき酒大会」を行うとのこと、私も日本酒部として参加してみることに。
「全国きき酒選手権大会」のルールに則して行われ、なんと上位20名が「全国きき酒選手権」にも参加できるのだそう。この日はゲストも含め、約70名もの参加者がいました。

コップ(左上の黒いもの)には吸水ポリマーが入っており、飲めなかったものはこちらに破棄してOK。

なるほど、ワインソムリエもテイスティングは飲まずに吐くこともあると聞くから本格的。これも全国ルールと同じだとか。

またしても感覚でメモして……。ふだんだったら「お酒は全部おいしい」と思っちゃうタイプなので、味にちゃんと向き合うのが新鮮です。

使われた日本酒は、まるで「キングオブコント」のネタバレ防止用の黒ローブのように包まれて出てきて……(お笑いファンはわかるはず)

採点後にドドン、と銘柄が明かされました!
飲んだことがないものも多かったのですが、もちろんきき酒競技には関係なし。全問正解者が1名(すごい!)、1問間違いが2名、そして私も2問間違いで6位に入賞。
日本酒の「きき酒競技」のルールは減点方式!
たとえば、最初にいちばん好みと1位の順位にしたお酒を、2回目ではいちばん好みじゃないと最下位にすると大減点となります。反対に、好みが近いものが入れ違っているようなら減点は小さなものに。
私も2つ好みが近いものが入れ違いになっていたため、4点の減点ですみ、入賞となりました。そして
全国への切符を手に入れることに……。はじめてのきき酒からここまで約1か月、なんか展開が早い……! 全国各地から猛者が登場、TVも入る100人規模のドキドキの大会に潜入した様子は、次回の連載で紹介します! お楽しみに~。
オレンジページnet編集部・ホーリー
岐阜県出身。動いてないとそわそわしちゃう、行動派オタクで旅好き。旅先では、ローカル鉄道に乗ったり、ご当地スーパーチェック、旅打ち(競馬)が定番。揚げものや甘辛味に目がない。うさぎ占いはアンゴラうさぎ。