(6)りんごを押し込み、パイをのせる
オーブンからいったん天板ごと取り出し、マッシャー(または大きなスプーンの背でも)で、浮いたりんごを押し込む(やけどに注意)。(1)のパイシートをりんごにかぶせる。はみ出た部分は外側に折り返し、押す。表面にナイフで4カ所穴をあける。
POINT エッジを出す、最大のコツ!キャラメルがにじむくらい押すと、しっかり美しい角が出ます。(7)さらに焼く
再び180℃のオーブンで30~40分焼く。パイに焼き色がつけば、焼き上がり。ケーキクーラーに取り出し、粗熱を取る。冷蔵庫で3~4時間冷やす。
POINT 縁から見えるりんごが、しっかり濃いあめ色に煮えているのを確認して。焼いてすぐ型から取り出すとくずれやすいので、なじませる時間が肝心。(8)型から抜く
冷蔵庫から取り出し、底を湯せんに10秒ほど当てる。型に皿をかぶせて上下を返し、型ごと皿を揺らし、タルトタタンを取り出す。食べやすく切り、泡立てたクリームなどを添えても。
POINT 湯せんに当てても抜けない場合は、側面にパレットナイフを差し込み、ぐるりと一周させると、はずれやすくなります。食べるときは、たっぷりのホイップクリームやバニラアイスを添えて。一度食べたら忘れられない、濃厚な味わいです。
ムラヨシマサユキさんの『極厚タルトタタン』、ぜひ一度、味わってみて!
(
『オレンジページCooking2021冬』より)
教えてくれたのは
ムラヨシ マサユキさん
製菓学校卒業後、ケーキ店、カフェ、レストラン勤務を経て独立。家庭でつくりやすく、かつ本格的なおいしい菓子、料理が人気。
【関連記事】
公開! ムラヨシマサユキさんの動画でスイーツレッスン目をつぶって味わいたい。リッチでおいしい自家製『りんごバター』のレシピ