ゴールデンウィーク、掃除はしたいけど腰が重い……。
そんなときにおすすめなのが、軍手を使った掃除法。家族みんなで楽しみながら、ワイワイお掃除できるんです。
普段は見逃しがちな、細かい場所や手が届きにくい隅っこも、ピカピカになって最高に気持ちいい!
気になるキッチン汚れもサクッときれいにして、スッキリした気分を味わって。
軍手の選び方と使い方
選び方

手のひらにすべり止め用のでこぼこがついていない布製の軍手なら、どんなものでもOK。ドラッグストアや100円ショップなどでは、大人用だけでなく子ども用の軍手も手に入ります。
使い方
水拭き
手あかや水まわりのぬめりなどは、指先だけ水でぬらした軍手でこするとすっきり。水を入れたボールや洗面器を用意しておくと、汚れてもすぐに洗えて便利。
洗剤拭き
洗剤拭き軽い水あかや家じゅうのちょっとした汚れには中性洗剤、キッチンまわりの頑固な汚れにはアルカリ性洗剤を塗布し、汚れを浮かせてからから拭きすると、効率よく汚れを落とせます。
洗剤拭き軽い水あかや家じ汚れの周辺に洗剤をつけたくないときは、指先に洗剤をつければピンポイントで汚れを落とせます。
それでは、実際に掃除をしてみましょう!
【電子レンジ庫内や扉】 中性洗剤拭き+水拭き

庫内に飛び散った食品の汚れは、カビや悪臭の原因に。中性洗剤を塗布して拭きましょう。奥の壁や四隅など掃除しにくい場所も、指を使えばくまなくきれいに。食品を扱うので、最後に水拭きをプラス。
見落としがちなのが、本体と扉の接続部分。ここも中性洗剤を塗布し、すきまに指先を入れて拭きましょう。狭くて指が入らない場合は、軍手の指先をつまんで引き出し、すきまに入れて指を動かしても。庫内と同様に最後に水拭きを。
スチームタイプの水入れの受け皿は水拭き

スチームタイプのオーブンレンジは、水を入れる受け皿の掃除を忘れがち。水あかやぬめり、悪臭の原因になるので、四隅までしっかり水拭きしてぬめりを取り除きましょう。
【冷蔵庫のドアや野菜室】 中性洗剤拭き+水拭き

ドアパッキンの溝にいつの間にか入り込んだ汚れは、中性洗剤を使って拭きましょう。庫内の食品に洗剤がつかないよう、パッキンではなく指先に洗剤を塗布して。仕上げに水拭きをします。

ドアポケットの底の汚れも、指先に中性洗剤をつけて拭き、最後に水拭き。汚れをピンポイントでかき出せるので、中の食品を全部取り出さずに掃除できます。

野菜室にたまった土も、指先に中性洗剤をつけて拭き、最後に水拭きを。土をそのままにしておくと雑菌が繁殖する原因になるので、こまめに拭くことが大切です。
【吊り戸棚の上】 アルカリ性洗剤拭き

近ごろ多いオープンタイプの吊り戸棚は、視界に入りにくい上部にも油を含んだ汚れがつきやすい場所。アルカリ性洗剤を塗布して、指先でべたつきやざらつきを感じなくなるまで拭きましょう。
【水栓まわり】 中性洗剤拭き

水栓の根元にこびりついた黒ずみやぬめりは、中性洗剤を塗布してこすりましょう。ぞうきんなどでは拭きにくい壁と水栓のすきまにも指が入るので、水栓を回転させるように指を動かし、360度しっかりきれいに。
【ガスコンロのまわりやつまみ】 中性洗剤拭き

調理中の油が飛び散ったべたべた汚れは、アルカリ性洗剤を塗布して拭きましょう。ガスコンロと作業台の段差にこびりついた汚れは、指に力を入れてこすると、スルスルッと落ちます。

シンク下の扉の上部も油や水がはねてべたべたに。アルカリ性洗剤を塗布してこするようにして拭けばさっぱり。

火力調整のつまみについたべたべたは、アルカリ性洗剤を塗布して指でつまみ、上下に動かすようにして拭きましょう。
【ごみ箱の底や開口部】 中性洗剤拭き

本体内部やふたについた汚れは、中性洗剤を塗布して拭きましょう。指先を使えば底面の四隅にこびりついた汚れもすっきり。
ごみ袋を押さえる開口部の金具などについた食品の汚れは、中性洗剤をつけた軍手で金具を握り、ぐるっと一周拭けばきれいに!
【食器棚の引き出し】 から拭き

いつの間にか端っこに入り込んだ汚れやほこりも、指先で拭いて、引き上げればすっきり。食器が入った状態で拭けるのが◎。
指で直接掃除できるから、まさに痒い所に手が届く! 長期休みこそ、普段見逃している細かい場所を掃除する絶好のチャンスです。
ぜひ、ワイワイ楽しみながら、リフレッシュしてみてくださいね。
教えてくれたのは……
よしママさん
お掃除ブロガー。子どものハウスダストアレルギーをきっかけに掃除にはまり、試行錯誤で編み出したお掃除ノウハウをSNSやメディアなどで発信。著書に『家族が笑顔になる おそうじの魔法』(日本文芸社)。ブログ「節約ママのこだわり掃除」も好評。