副菜
更新日 2025/6/7
城戸崎 愛
料理家
1925年生まれ、2020年逝去。食道楽の家に嫁いだことをきっかけに、東京會舘クッキングスクール、フランスのル・コルドンブルーなどで本格的に料理を学ぶ。1959年より料理研究家としての仕事をスタート。「ラブおばさん」の愛称で親しまれ、テレビ、ラジオ、雑誌などで幅広く活躍した。
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豆はボールの中で水洗いして、表面の汚れを落とし、水けをきってから、水3カップを加えて一晩おき、豆をもどします。翌日、豆が倍の大きさになったら、鍋にざるを重ねて豆を水ごと移し、ざるをはずして鍋を火にかけます。沸騰したら豆を入れ、煮立つまで強火で、煮立ったら弱火にし、ふたをして煮ます。
途中でふたを開け、煮汁がなくなっていたら水を加え(差し水)、つねに豆がかぶるくらいの量を保ちながら1時間~1時間半煮ます。アクは、こまめに取り除いて。にんじん、ごぼうは皮をむいて、長さ3cmの乱切りにし、ごぼうは15~20分水にさらします。こんにゃくは7~8mm角に切り、熱湯で3~4分ゆでてざるに上げ、昆布は2×1cmに切ります。
1時間ほど煮たら豆を1~2粒取り出し、食べてみて煮えぐあいを確認します。柔らかく煮えていたら野菜を入れる合図。水けをきったごぼう、にんじん、こんにゃくを入れ、弱火のままふたをして、さらに10~15分煮ます。
にんじんとごぼうに竹串を刺し、すーっと通ったら、まず、砂糖大さじ3を入れて味つけをします。煮ものの調味は「さしすせそ」のさ(砂糖)から。砂糖は一度に加えると豆にしわがよる原因にもなるので、煮汁に3回に分けて入れ、少しずつ、じっくりと豆に味を含ませていきます。
柔らかく煮えた豆をつぶさないよう、砂糖を入れたら鍋を揺すって煮汁になじませます。勢いよく揺すると煮汁がこぼれるので、煮汁を回すように静かに鍋を揺すってふたをし、再び15~20分煮ます。
次に砂糖大さじ3と、昆布を入れ、静かに鍋を揺すって煮汁になじませ、再びふたをして20分煮ます。
最後に砂糖大さじ2としょうゆを加え、煮汁全体になじませてから、ふたをして30~40分煮ます。これでふっくらと味を含んだ、つやつやの五目豆ができ上がり。一日おくと、さらに味がなじみます。
レシピ掲載日 1990.11.17
城戸崎 愛
料理家
1925年生まれ、2020年逝去。食道楽の家に嫁いだことをきっかけに、東京會舘クッキングスクール、フランスのル・コルドンブルーなどで本格的に料理を学ぶ。1959年より料理研究家としての仕事をスタート。「ラブおばさん」の愛称で親しまれ、テレビ、ラジオ、雑誌などで幅広く活躍した。