④ 具材を炒める
フライパンにサラダ油大さじ2を中火で熱し、豚バラ、キャベツ、ピーマンを入れ、肉の色が変わるまで1分ほど炒める。
「フライパンは26cmくらい。大きいほうが、焼きそばは炒めやすいです」
⑤ 麺を加えて炒める
①の麺を加える。木べらと菜箸で具材と麺をはさみ、持ち上げて上下を返す。全体が混ざるように大きく1分ほど炒め合わせる。
「木べら×菜箸の組み合わせは発明。フライパンで使えるトングなんかも、私的にはおすすめです」
⑥ ソースを加えて、味つけを
中濃ソース大さじ3~4を回し入れ、強めの中火に。⑤と同様に混ぜ合わせる感じで1分ほど炒める。ソースが全体になじんだら火を止めて器に盛り、紅しょうがを好きなだけ。
一生作り続ける「基本のソース焼きそば」完成!
「なんて美しくて、いとおしいんだ……。豚バラの脂と甘みが大好き。豚バラにソースはもうダメでしょ」
いざ、実食!
「でき立てを食べたいので、失礼して。あつっ。ハフッ」 「う~ん、うん、うん、うん、うん、これだわ~、やっぱすげ~うまいわ~。この撮影、超楽しい!」
麺、うまい!!! 下味のしょうゆが、麺によーくからんでる。ソースと麺の味の一体感は、やはり下味のしょうゆの力。このレシピに出会って、これだと思ったんです。やっぱり焼きそばは、主役の麺がいかにおいしいかが重要! パスタも適量の塩を入れたお湯でゆでるとおいしいのといっしょですよね。
そして具材のサイズもちょうどいい。最初のカットのサイズがいかによかったのがわかります。おいしい麺を、さらに引き立てるキャベツ・ピーマン・豚バラの三銃士。これこそやっぱり、私の大好きなソース焼きそばだ!
あとがき
海鮮など具だくさんの焼きそばや、塩焼きそばなんかも好きですが、やっぱ焼きそばってこれだよなぁ、ってなりますね。
“たまに帰りたい実家”みたいな存在の「ソース焼きそば」というメニューを、これだけおいしく作れるようになったのは『The基本200』のおかげです。
ちなみに僕はこんなアレンジも。ある日はあえての具なし×目玉焼きのっけ×青のりをたっぷりで。
細切りピーマン×おかかたっぷりバージョンもうまいんですよねぇ。油をラードにして、屋台っぽくするのも好き。目玉焼きは半熟がお約束です。
まだまだ話したいことはいっぱいありますが、第1回はここらへんでおしまい。
次回、4/26(水)「パラパラすぎる五目炒飯」もお楽しみに!
休日課長
1987年生まれ、埼玉県出身。「ゲスの極み乙女」「DADARAY」「ichikoro」「礼賛」の4バンドのベーシストとして活躍。音楽活動の合間にTwitterやInstagramに日々の自炊写真をアップしている。妄想の彼女へ向けてのメッセージがおもしろいと評判に。2020年に著書『ホメられるとまた作りたくなる!妄想ごはん』(マガジンハウス)を出版、21年に同書が原案本としてドラマ化された。 Instagram:
@kyujitsu_kacho Twitter:
@eninaranaiotoko