連載がスタートしました。どんな連載なのか、ひと言で説明すると、人のふんどしで相撲をとります。
私がとってもお世話になったレシピ本、小田真規子先生の名著『The基本200』の料理を作って、食べて、その素晴らしさを暑苦しく語る企画。『The基本200』越しに、小田先生を感じます。小田先生、本日もよろしくお願いします。
さて、記念すべき第1回目のおさらいレシピは「ソース焼きそば」です。
『The基本200』レシピで作って
感動した最初の料理が、このソース焼きそば。
「ソース焼きそば? 具を炒めて、添付の粉末ソースかけて終わりでしょ?」と思ったのですが、麺にソースの味がからむ、小田先生秘伝の仕かけが。
さっそく作っていきましょう。
下味ワザに震える「基本のソース焼きそば」のレシピ
【材料(2人分)】
中華蒸し麺…… 2玉(約300g)
豚バラ薄切り肉…… 100g
キャベツの葉…… 3枚(約150g)
ピーマン……1個
紅しょうが……適宜
しょうゆ サラダ油 中濃ソース
「麺にしょうゆで下味をつける」
ざっくり言うと、下準備して炒め合わせていくだけなんですが、この下味が最大のポイント。
これをやるとやらないでは、味の一体感が別もの! この素晴らしさは、後々語るとして……。
【作り方】
① 麺をレンチンし、しょうゆで下味をつける
袋の口を開け、電子レンジ(600W)に並べる。1分ほど加熱してボールに取り出す。しょうゆ大さじ1を回し入れ、菜箸で麺をほぐすようにしながら全体にからめる。
「取り出すときは熱いから気をつけてくだいね!と言いつつ……アチッ!」
② 野菜を切る
キャベツはしんをV字に切り落として5cm四方、ピーマンは縦半分に切ってへたと種を取り、縦に幅7~8mmに切る。
けっこう大きく感じますが、炒めてるうちにちょうどよくなる。ああ、よく考えられてます、小田先生のレシピ。
「キャベツ5cmより大きいかな? まあご愛嬌で。先生もきっと許してくれると思います」
③ 豚バラ肉を切る
長さ5cm程度に切ります。
『The基本200』には「豚バラは脂が多く、熱を入れると縮みやすいから5cmで」って書いてあるんですよ。「ここ、一生テストに出ますので覚えておいてください」って言われなくても覚えちゃった、一生使える豚バラ情報。