
2016.05.19
突然ですが、スパゲティで一番好きな味は以下の3つのうち、どれですか?
1.ナポリタン 2.カルボナーラ 3.ミートソース
全部好き! はナシですよ~。実は味の好みが太りやすさに大いに影響しているんです。
いやいや、当たり前でしょそんなの…と思う方も多いかもしれません。焼肉(特に脂身♪)LOVE! お菓子LOVE! 炭水化物LOVE! な人は当然太ることでしょう。
今回はもう一歩踏み込んだ、味の組み合せのお話。上記のスパゲティの話で言うと、ナポリタンは酸味×甘みの組合せ。いわゆる甘酸っぱい味ということです。
だから、ショートケーキや酢豚なども好みます。イラストのように、女子でたとえるならゆるふわスカート系と言えましょう(イメージ)。
カルボナーラは卵の甘み×うまみのコンビ。この味を嫌いな人はあまりいないでしょうから、王道の組合せとも言えますね。キャラで言うと、クラスのリーダー的存在の、ちょっとドジッ子キャラでしょうか(イメージ)。
イラストにあるように、オムライスなど卵を使った料理に目がないタイプ。
ミートソースは、肉のうまみと濃い塩味が特徴。ハンバーグ、牛丼などのがっつりメニューが多く該当します。なんとなくサラリーマン味という噂も… クラスにいたら絶対体育会系、なんとなくバスケ部かな~。
基本、白いご飯が大好きなタイプ。
以上の「甘酸タイプ」「甘うまタイプ」「うま塩タイプ」のほかに、「甘苦タイプ」「小塩うまタイプ」があり、人の味覚はこの5つに大別できるのだそう。なんとなくネーミングから予想できるかと思いますが、前者の3タイプは太りやすく、後者2タイプはどちらかというと太りにくいと言える味覚なんです。
味覚なんて変えられないから、前者3タイプの人はおデブまっしぐら? いえ、好きな食べ物を無理に変えるのではなく、たくさん食べてしまわないようにする工夫はできるんです。その方法が「味覚リセット」。
味覚リセット最大のポイントは、薄味に慣れて食べ過ぎを防ぐこと!
甘みや塩味のきいた濃い味つけのものを食べると、味覚が鈍ってさらに味つけを濃くしてしまうそう。恐ろしい悪循環!そうならないよう、削り節やきのこ、トマトピューレなどの「うまみ素材」を使って、薄味にすることがポイント。そうすると、だんだん素材の味を感じる力がついて、薄味でも満足できるように。食欲の爆発を抑えることができます。
筆者もうまみ素材の活用にトライしてみましたが、削り節やきのこのうまみパワーにびっくり。塩やしょうゆを使う量が確実に減らせます。よく、「とにかく何でもしょうゆをドボーーッ」タイプの旦那さんに、料理を作った奥さんが怒るという構図がありますが、味覚リセットによって夫婦喧嘩の解消にもなりそうです。
せっかくなので、「甘苦タイプ」「小塩うまタイプ」もご紹介。
「甘苦タイプ」はイラストのように、コーヒー×チョコのような組合せがお好き。クラスでは人とたわむれず、いち早く洋楽などを聞き始める女子(イメージ)。ちなみに筆者はこのタイプです。
「小塩うまタイプ」は焼き魚やカルパッチョなどうまみのきいた、薄めの塩味が好みで、「味覚リセット」で目指しているのはここ! 堅実な印象で、キャラクター的にはサザエさんのおフネさんのような…? 見事に一番太りにくいタイプなのです。おフネさん、スタイルいいですもんね。
好みの味覚は人それぞれ。でもそれを意識して「薄味」に慣れることで、おデブへの階段を上らずに済むんです。これから夏本番、みんなでおフネさんを目指しましょ~~。
監修/鈴木隆一、イラスト/今井久恵、文/編集部・小松
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