寒さとともに甘みが増す冬野菜・
大根。旬の今なら価格も抑えられ、まるごと1本買い求めればとっても割安に。
じつは大根は部位によって味が異なるため、おすすめの調理法もそれぞれ違うんです。大人気料理家ユニット「ぐっち夫婦」に賢くおいしく味わえるメニューを聞いてみました。
●大根の部位ごとの味の違いついて

大根は上部が甘みが強くて繊維が粗く、真ん中はみずみずしくて柔らか、下部は水分が少なくて辛みがあります。
上部はすりおろしたりして繊維を断つ調理法が、下部は辛みが強めなので、その風味を生かしたメニューが◎。
大根
全体でいちばん一番柔らかい真ん中の部位は、ジューシーで甘みがあるのが特徴。大きく切って、大根本来のおいしさを堪能できるステーキやみそ煮がおすすめです!
●「大根ステーキ オイスターそぼろのせ」のレシピ
材料(2人分)大根……12㎝(約400g)
豚ひき肉……200g
ねぎの白い部分……10㎝
〈オイスターだれ〉
にんにくのすりおろし
小さじ……1/3
オイスターソース……大さじ2
水……大さじ2
酒……大さじ1
みりん……大さじ1
しょうゆ……大さじ1/2
塩
酒
こしょう
ごま油
【作り方】(1)
大根は皮を厚めにむいて幅3㎝の輪切りにし、両面に浅く格子状の切り込みを入れる。水にさっとくぐらせてから耐熱皿に並べ入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで4分ほど加熱する。ラップをはずし、両面に塩少々をふる。

(2)
ねぎは縦に1 本切り目を入れてしんを取り除き、縦にせん切りにする。豚ひき肉は酒大さじ1、塩、こしょう各少々をふる。オイスターだれの材料を混ぜる。
(3)
フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、(1)の大根を水けをよくきって並べ入れる。両面にしっかりと焼き色がつくまで5分ほど焼く。大根を立てて側面もぐるりと焼き、器に並べる。
(4)
(3)のフライパンに豚ひき肉を入れ、中火でほぐしながら炒める。肉の色が半分ほど変わったらオイスターだれを加え、味がなじむまで5分ほど炒める。大根にかけ、(2)のしらがねぎをのせる。
こくうまの
オイスターそぼろで、食べごたえ抜群! 焼きつけた大根の香ばしさと、ジューシーな甘みがたまりません。
レンチンした大根は
熱いうちに塩少々をふっておくと、味が良く入ります。このひと手間でそぼろとの一体感がぐんとアップするので、タイミングを逃さないようお気を付けて。旬の大根の、いちばんみずみずしいところ。存分にご堪能くださいね♪
(
『オレンジページ』12月2日号より)
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