本日は「理想の揚げ鍋」のふたは、「鉄フライパン」として利用できて便利という話。先に発売した「揚げ鍋18cm」ができ上がった際に、製造メーカー・藤田金属の社長より、「ふたは鉄製のフライパンとしても使えますよ」と教えていただき、試してみたことがありました(過去記事はこちら)。ということは……、同じ材質の「ミニ揚げ鍋13cm」もフライパンとして使えます!単に「焼いてみた」だけですが、ご報告しまーす♪ 薄手なので焼く時間が短めなのものを選び、鉄製なので全てにオイルを引きました。まずは、ちょっとだけ野菜を焼きたい日に。パプリカといんげんを焼いてみました。一度返すだけでほぼほったらかしがラク~。ズッキーニを焼いて、とろけるチーズをのせるとあっという間に溶けます♪1人分のベーコンエッグはサイズ的にベスト! 卵1個分の炒り卵もOK♪ 浅いので卵2個分は無理そう……。小さめの食パンなら短時間で焼けちゃいます♪ 野菜や卵に比べて焦げやすいので火加減に注意して。もっともリピートしそうと思ったのが、「市販のチルドミニ餃子」を焼き餃子にするとき。皮のぶ厚い冷凍餃子はじっくりと蒸し焼きが必要だけど、小さなチルド餃子ならふたなしでも上手に焼けました。鉄の熱伝導性のよさで、サイズが大きく厚みのあるフライパンよりもスピーディーに焼き上がる印象です。フライパンにのせたままに食卓に出せば、最後まで熱々~。直径約15cmのふたは小回りがきいて1人分のフライパン調理におすすめ。約240gと軽いのでアウトドアへ持参するのもよさそうです。ひとつ注意すべきは、「加熱中は持ち手が熱くなるので、必ずミトンをしてつかむこと 」。決して素手でふれないでくださいね。ただ、じか火で6~7回調理すると、表面がところどころ少し白っぽくなりました。一般的な鉄フライパンと同様に、使うたびに風合いが出て小さな傷がつくことがありますので、「ふたをきれいなままキープしたい!」というかたにはおすすめしません。今回はいろいろと焼いたので、次は揚げものに戻りまーす!(つづく)。
profileツレヅレハナコさん旅と酒をこよなく愛する文筆家・料理研究家。雑誌や書籍、WEB、料理講座などで活躍中。週に2~3度は家で揚げものをするほどの揚げものLOVERで、初心者でも失敗しない揚げ方に定評がある。著書に『ツレヅレハナコの揚げもの天国』(PHP研究所)、『まいにち酒ごはん日記』(幻冬舎)など。