このミニサイズの「理想の揚げ鍋」を開発中に、ツレヅレハナコさんと「この鍋で、何を揚げたら気分が盛り上がるだろうね」とよく話しました。そして、試してみてめちゃ楽しかったのが「卓上串揚げ」!!鍋が小さいので卓上でもそれほど怖くはなく、場所も取りません。縁のカーブが油はねを防いでくれるので、テーブルの上が油まみれという悲劇もなく、まさに「串揚げ屋さん」気分♪ 暑さがこもるキッチンに長くいたくないというかたにもおすすめですよ(小さなお子様やペットがいるかたにはおすすめできません)。ハナコさんの、おすすめ串揚げレシピをご紹介しましょう!材料が多めの印象ですが、ほとんど切るだけ&巻くだけだからとっても簡単。ころもをつけるだけでスタンバイOKです。材料(1~2人分)・豚肩ロース薄切り肉/3枚(約120g)・青じその葉/2枚・ミニトマト/2個・カマンベールチーズ(切れているもの)/2個〈上の画像はカマンベールを揚げているところ〉・ウインナソーセージ/1本・うずらの卵/2個・しいたけ/大1個・れんこんの輪切り/大1切れ・グリーンアスパラガス1本・市販の天ぷら粉/50g+水1/2カップ(水と混ぜてとろみが出なければ、天ぷら粉を少しプラス) ・パン粉/80g・揚げ油/適宜・添えものなど/3cm四方に切ったキャベツ、レモンのくし形切り、とんカツソース、塩、粉山椒/各適宜作り方【1】豚肉2枚は縦半分に切る。青じそは軸を切って縦半分に切り、豚肉と青じそを2切れずつ重ねて手前から巻き、竹串に刺す。残りも同様にする。【2】豚肉1枚を縦半分に切り、ミニトマトに巻きつけて、竹串に刺す。【3】ソーセージ、しいたけ、れんこんは半分に切る。アスパラは根元を切って下から5cmの皮をむき、長さを3等分にする。ソーセージとうずらの卵は交互に竹串に刺し、それ以外はそのまま刺す。【4】天ぷら粉を縦長のグラスに入れ、水を加えてよく混ぜる。バットにパン粉を広げ、【1】~【3】の具をころもにくぐらせる(天ぷら粉を水で溶いて、バッター液にするとラク~♪)。パン粉を入れたバットに入れ、パン粉をまぶす(目の細かいパン粉にすると、より串揚げ屋さん感が出ますよ)。【5】揚げ鍋に揚げ油を入れて中温(180℃)に熱し、好みの串を入れて揚げる(豚肉の青じそ巻きとれんこんは約2分、そのほかは約1分)。キャベツとレモンを添え、とんカツソース、または塩と粉山椒を混ぜてつける。 揚げたてのころもの香ばしさとおいしさはたまりません。ビールがすすむ~!! ひとり飲みでも、2人でわいわい揚げるのも楽しく、各々が食べたい順番で、好みの揚げ具合で揚げられるのはこの上なくテンションが上がります。ハナコさんいわく、「パン粉をつけるまでの工程を済ませて冷蔵庫へ入れておき、帰宅後に揚げてもよい」とのこと。夜の楽しみに仕込んでおくのもよいですね。次回も「ミニ揚げ鍋」ならではの揚げものの話をお届けしま~す(つづく)
profileツレヅレハナコさん旅と酒をこよなく愛する文筆家・料理研究家。雑誌や書籍、WEB、料理講座などで活躍中。週に2~3度は家で揚げものをするほどの揚げものLOVERで、初心者でも失敗しない揚げ方に定評がある。著書に『ツレヅレハナコの揚げもの天国』(PHP研究所)、『まいにち酒ごはん日記』(幻冬舎)など。