揚げものの王道といえば「鶏のから揚げ」。オレンジページオリジナルの「理想の揚げ鍋・口径18cm」では、大きめに切った鶏もも肉でもどーんと入れて揚げられますが、ミニサイズの口径13㎝では無理……。でも、「ミニサイズ揚げ鍋」につく小冊子にも、から揚げレシピを掲載したいー!! とハナコさんに相談し、鶏手羽先を使った〈技ありから揚げ〉を教わりました。むずかしそうな印象ですが、案外カンタンに形を変えられます! 骨をつまんで食べやすいところもいいですよ。レシピをご紹介しま~す♪材料(2人分)・鶏手羽先 8本・しょうゆ、酒 各大さじ2・しょうがの絞り汁 1かけ分・片栗粉、揚げ油 各適宜作り方【1】手羽先の両端を持ち、関節が逆になるよう一気に折る。【2】手羽先部分にキッチンバサミで切り目を入れ、さらに細い骨と太い骨の間から骨と肉の間の筋をはがすように切り込みを入れる。【3】骨がまな板の上に垂直に立つように置き、細い骨と太い骨2本を両手でにぎる。2本の骨から下に肉をはがすように止まるところまで押し込む。【4】すべりやすいのペーパータオルで細い骨をつかみ、ねじり取る。取れない場合はキッチンバサミで切り落とし、太い骨に残った肉を丸く形を整える。【5】ジッパーつき保存袋にしょうゆ、酒、しょうがの絞り汁、鶏肉を入れて空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で1時間から一晩漬け込む。ポリ袋に片栗粉を入れ、かるく汁けをきった鶏肉を移し、袋をふってころもをまぶす。揚げ鍋に揚げ油を入れて中温(180℃)に熱し、手羽先を半量ずつ入れてときどき返しながら5分ほど揚げ、油をきる。ミニ揚げ鍋に合う小さめサイズだから、揚げやすいのはもちろん、骨をつかんで肉をひっくり返し、チューリップ型を作るのが楽しい~。そして毎回思うのですが、揚げ色が本当にいい感じです♪揚げたてのあつあつをつまみながらのビール、最高‼ 思った以上に食べごたえがあり、手羽先の脂のうまみを堪能できます。鶏もも肉のから揚げと同様、お弁当にもおすすめですよ。ぜひぜひお試しください‼次回も「ミニ揚げ鍋」ならではの揚げものの話をお届けしま~す(つづく)。
profileツレヅレハナコさん旅と酒をこよなく愛する文筆家・料理研究家。雑誌や書籍、WEB、料理講座などで活躍中。週に2~3度は家で揚げものをするほどの揚げものLOVERで、初心者でも失敗しない揚げ方に定評がある。著書に『ツレヅレハナコの揚げもの天国』(PHP研究所)、『まいにち酒ごはん日記』(幻冬舎)など。