なんとなーく味つけして、おいしかったりイマイチだったり。そんな人にオレぺから提案したいのが、いつでも100%味つけに成功する魔法の配合! 名づけて「味つけ黄金比率」。量りやすく、覚えやすいよう、できるかぎりシンプルな配合に。試作を重ねたオレぺの自信作なんです。


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ひな祭りや子どもの日など、
お祝いごとに欠かせない「ちらしずし」の「すしめし」も、
失敗せずに作れます。


このすし酢ってどんな味?
酸味が控えめで、大人も子どもも食べやすいまろやかな甘酢。きりっと酢のきいたすしめしが好みなら、酢を大さじ4にするのもアリです。
このすし酢、ほかにもこんなメニューに使えます!
いなりずし、手まりずし、巻きずしなどさまざまなおすしに。また、さっとゆでたきゅうりや大根を漬け、ピクルス液として使っても美味。

レシピ
ちらしずし
やさしい味わいのすしめしに、
甘辛く煮たしいたけや、甘酸っぱいれんこんがいいアクセント。
材料(3~4人分)
- 〈すしめし〉
- 温かいご飯(堅めに炊いたもの) 2合分
- 〈すし酢〉
- ・酢 大さじ3
- ・砂糖 大さじ2
- ・塩 小さじ1
- 干ししいたけ 4個
- にんじん 1/3本(約50ɡ)
- れんこん 1/3節(約60ɡ)
- 卵 2個
- ボイルえび 12尾
- ゆでたきぬさや 6枚
- イクラのしょうゆ漬け 80ɡ
- 酢 砂糖 塩 みりん しょうゆ サラダ油
下準備
・干ししいたけは水に浸し、3 時間(できれば一晩)おいてもどす。
・れんこんは皮をむいて薄いいちょう切りにし、熱湯でさっとゆでる。バットに酢大さじ3、砂糖大さじ2、塩少々を混ぜ、れんこんを浸しながらさます。
・ボイルえびは尾を残して殻をむく。
・きぬさやは斜め半分に切る。
作り方

干ししいたけとにんじんを煮る
干ししいたけは軸を切り、薄切りにする。にんじんは皮をむき、長さ3cmの細切りにする。小鍋に水1/2カップ、みりん、砂糖各大さじ1、しょうゆ小さじ 1、塩小さじ1/4を混ぜ、中火にかける。煮立ったらしいたけ、にんじんを加え、ときどき混ぜながら弱めの中火で7~8 分煮る。ほとんど汁けがなくなったら、火を止める。

錦糸卵を作る
ボールに卵を割りほぐし、砂糖大さじ1、塩ひとつまみを混ぜる。フライパンにサラダ油少々を入れて、ペーパータオルで広げ、中火にかける。卵液の1/2量を流し、縁が乾くまで焼く。菜箸をそっと差し込んでひっかけて返し、裏もさっと焼いて取り出す。残りも同様に焼き、半分に切ってせん切りにする。

すしめしを作る
すし酢の材料をよく混ぜる。大きめのボールに温かいご飯を入れ、しゃもじで受けながらすし酢を回し入れる。大きく切るように混ぜ、ご飯がすし酢を吸ったら、うちわであおいでさます(粗熱が取れる程度でよい)。
POINT!
ご飯が温かいほうが、すし酢がなじみやすいので、さますのはすし酢を混ぜたあと。あおいで余分な水分をとばすと、べたつかず、つやが出ます。

すしめしに具を混ぜ、仕上げる
すしめしに干ししいたけとにんじん、汁けをきったれんこんを加え、ざっくりと混ぜる。器に盛り、錦糸卵を広げてのせ、ボイルえび、きぬさや、好みでイクラをバランスよくのせる。
(1/4 量で462kcal、塩分2.9ɡ)
カルボナーラ、ペペロンチーノ
などのパスタや、
チヂミ、キッシュなどの
生地にも「黄金比率」が!
昔ながらの
基本料理だけじゃなく、
いまどきの定番も含む
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