日本でも人気の韓国メニュー「チヂミ」。にらたっぷりの定番の味もおいしいですが、さらなるチヂミの魅力を韓国料理の達人、コウケンテツさんに教わりました。
「チヂミの具にルールなし! チヂミって、トマト以外の野菜は何でもOK、ってくらい、どんな野菜でも作れちゃうんですよ」(コウケンテツさん)。
今回ご紹介するのは、
ちょっとだけ余りがちな白菜とにんじんが大活躍するレシピです。
外はこんがり、中はもちっとおいしくつくるコツはこの3つ。
1 ベース生地に片栗粉を混ぜ、絶妙な食感に。2 生地を焼く時はスプーンで全体を押さえるのがポイント。3 仕上げに「追いごま油」を回し入れ、カリッと感をアップ!さっそく、作ってみましょう!
『白菜と桜えびのチヂミ』のレシピ
材料(直径26cmのもの1枚分)
白菜の葉(大)……1枚(約100g)
にんじん……1/2本
桜えび……5g
〈ベース生地〉
卵……1個
小麦粉……60g
片栗粉……40g
しょうゆ……大さじ1
砂糖……小さじ1/2
水……70~80ml(白菜から水分が出がちなので、様子を見ながら加える)
ごま油
下ごしらえ
・白菜は長さ5cmに切ってから、縦に細切りにする。
・にんじんは皮をむいて斜め薄切りにしてから、縦に細切りにする。
作り方
(1)ベース生地を作る

ボールにベース生地の材料を入れ、菜箸で混ぜ合わせる。最初は重かった生地が、箸が軽くなって混ぜやすくなるくらいが混ぜ終わりの目安。
(2)ベース生地に具材を加える

白菜、にんじん、桜えびを加え、具材全体にまんべんなくベース生地がからむように混ぜ合わせる。
(3)生地を焼くフライパンにごま油大さじ1を入れ、生地を入れて広げる。中火にかけ、ときどきスプーンで表面を押しながら、4~5分焼く。
(4)裏返すこんがりと焼き色がついたら、フライパンよりひとまわり小さめのふたや皿などをかぶせ、フライパンごとひっくり返す(油がたれるのでやけどに注意)。そのまますべらせるようにしてフライパンに戻し入れる。
【POINT】パチパチと音がしてきたら、水分が蒸発して、こんがりしてきた合図!(5)仕上げる生地のまわりからごま油大さじ1~2を回し入れ、さらに3~4分、こんがりするまで焼く。器に盛り、食べやすい大きさに切る。
じっくり焼いて引き出した白菜とにんじんの甘みに、桜えびの塩けとうまみが絶妙にマッチ。たれなしで、あつあつをパクッとどうぞ!
(
『オレンジページ』2018年12月2日号より)
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