(4)生地を取り出すオーブン用シートを30×45cmに広げ、茶こしで打ち粉をたっぷりとふる。3を保存容器ごと上下を返してオーブン用シートの上に置き、ゆっくりと持ち上げながら生地を取り出す。打ち粉をふり、カードで半分に切る。生地の1/2量(1個分)を小さめに折りたたみ、保存容器に戻し入れて野菜室に入れる。
POINT生地が自然に落ちるのを待ち、保存容器に残った生地はカードでやさしくはずしましょう。無理に取り出すと、生地が切れてふくらみづらくなるので注意。焼かない生地は、再度野菜室で保存を!
(5)生地を3つ折りにする残りの生地は上下を1/3ずつ内側に折りたたむ。オーブン用シートを持ち上げて上下を返し、折り目を下にする。オーブン用シートが大きければ、天板にのせられるサイズに切る。
POINT生地を折りたたんで上下を返す際、表面の粉は払い、大きな気泡はつぶしましょう。生地を折りたたむときも、オーブン用シートを持ち上げると、作業しやすいです。
(6)生地を室温に置くまな板の上に(5)をオーブン用シートごとのせ、大きめのポリ袋に入れて口を縛る。生地がひとまわり大きくなるまで、室温に30~40分置く。オーブンを天板ごと250℃に温めはじめる。
POINTポリ袋がない場合や室温が27℃以下の場合は、大きな箱を逆さにかぶせて温かい場所に置くか、オーブンの発酵機能を活用しても。
(7)オーブンで焼く
生地を取り出して打ち粉をふり、清潔なカッターナイフ(またはよく切れる包丁)で横に1本切り込みを入れる。温めた天板に生地をオーブン用シートごとのせ、霧吹きで全体に水を10回ほどかける。250℃※のオーブンに入れ、23分ほど焼く。
※250℃まで温度が上がらないオーブンの場合は、最高温度に設定し、様子をみながら焼く。
POINT切り込みを一気に入れると生地がひきつれてひっかかるので、少しずつ入れましょう。霧吹きで水をかけると、生地の乾燥を防げます。
生地の保存期間
生地は3~4日冷蔵保存OK。食べたいときに焼ける!生地を12時間以上保存する際、生地が保存容器からあふれそうになったら、保存容器と生地の間にカードを差し込み、生地を内側にひっぱるようにしてかるく押さえましょう。この作業を一周繰り返すと、余分な空気が抜けて状態が落ち着きます。時間がたった生地ほど、もっちり感が強くなり、焼き色が薄くなります。
水分の多い柔らかな生地なので、生地を扱うときの打ち粉はたっぷりと。
動かすたびにふりなおすと、くっつかず、作業しやすいですよ。
気軽に作れる、こねないパン。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
(
『オレンジページ』2021年11月2日号より)
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