【撃退法その1】
フィルター掃除でカビの栄養を減らす
フィルターにたまったほこりはカビの栄養になってしまうので、ここをきれいに保つことが〈隠れカビ〉予防の大きなポイント。

(1)電源を切ってフィルターを取り外す。

(2)掃除機やハンディクリーナーでほこりを吸い取る。

(3)洗面器に中性洗剤を5~20倍程度に薄めて洗剤液を作る。ブラシなどに洗剤液を含ませ、細かいほこりを洗い落とし、水ですすぐ。

(4)完全に乾かしてから、除菌用アルコールスプレーを吹きつけてエアコンに戻す。
※2週間に1回
【撃退法その2】
フラップをアルコールで除菌掃除

除菌用アルコールを吹きつけたクロスで、ほこりをやさしく拭き取ります。力を入れすぎたり、無理に奥までやりすぎたりすると故障の原因になるので、取扱説明書で確認しながら行って。フィルターやフラップの掃除はほこりが舞うので、マスクをして作業しましょう。
※2週間に1回
カビてしまったら、専門業者でクリーニングを
カビの胞子は目に見えないもの。フラップ部分にカビがポツポツ見えるようなら、すでに内部にカビが発生している証拠です。内部のカビ取りは自分ではできないので、専門の業者に依頼しましょう。

紹介した撃退法のほかにも、近年の機種には運転後に自動で内部を乾かす「内部クリーン運転」機能搭載のものが多いので、それを活用するのも防カビに効果あり。
この機能がない機種の場合、2週間に1回程度、30℃の暖房運転を30分ほど行うのがおすすめです。外出時などをねらって、エアコン内部を乾かして。
運転時のカビ臭や、胞子を吸い込むことによるアレルギーも心配になる〈隠れカビ〉。いつもの掃除にカビ撃退法をプラスして、快適な梅雨&夏をお過ごしください!
(
『オレンジページ』2022年6月17日号より)
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