立春を過ぎると新茶の季節が待ち遠しくなりますよね。新茶といえば、八十八夜。八十八夜に摘み採られるお茶は、不老長寿の縁起物といわれています。立春から数えて、88日目なので、今年の八十八夜は5/1。まだ少し先ですので、お菓子で抹茶を味わうのはいかがでしょうか。お菓子研究家の加藤里名さんに教わったのは、「抹茶マーブルパウンドケーキ」。この美しい色のコントラスト、思ったより簡単に再現できますよ。 今までココア生地とプレーン生地のマーブルパウンドケーキを作ったことはあるのですが、混ぜすぎたのか、かなり細かいマーブル状に……。そして、残念なことに風味が強い方が勝って、ほぼココア味でした。加藤先生の抹茶マーブルパウンドケーキは、プレーン生地と抹茶生地の両方の風味がしっかり味わえることに感動~。 マーブル模様をきれいに出すコツ マーブル模様をきれいに出すコツは、「抹茶をふるう」「抹茶生地とプレーン生地は大きく混ぜる」「生地はそっと型に入れ、表面を押さえない」の3つ。抹茶は粒子がとても細かいのですが、ダマになりがちです。必ず万能こし器を通してふるい、生地へのなじみをよくして。 プレーン生地を一部取り出して抹茶生地を作り、それをプレーン生地に合わせます。混ぜるのはたったの3回のみ。そっと大きく混ぜてください。 ほとんどのパウンドケーキの生地はゴムべらで型に入れますが、マーブル状態をキープするためスプーンですくって型に。入れ終わった後、ゴムべらで表面を平らにすると抹茶とプレーン生地のよいバランスが悪くなるので、型を左右に揺すって表面を平らにならします。 焼き上がりのケーキの角がくっきりと出てしっかりとふくらむのは、ブリキ製のパウンド型のパワーですよ。 作りたくなったかたは、ぜひ下記をご覧ください! 「抹茶マーブルパウンドケーキ」のレシピはこちら\レシピ動画も公開中/ 【商品について詳しくはこちら】オレンジページオリジナル ブリキパウンド型 18cm profile松永製作所1953年創業。精密機械の部品製造からスタートし、その技術を生かして2008 年ごろから本格的に始動したお菓子型が、国内外から高い評価を受ける。