イギリスの夏のお菓子「サマープディング」。こんなに華やかなのに、作り方は驚くほど簡単。型に食パンを敷き詰め、さっと煮たベリーをたっぷりと詰めて、一晩冷やすだけ!行列のできる英国菓子専門店、東京・湯島の『Lazy Daisy Bakery(レイジーデイジーベーカリー)』の中山真由美さんに、作り方を教えてもらいました(レシピの詳細は記事の下に。動画もあり)。 作り方だけでなく、材料もとてもシンプル。 これが食パン!? と、驚きます 準備するのは、サンドイッチ用の食パン、好みの冷凍ベリー、砂糖、レモンのみ! 「食パンを生地に? どんな風になるんだろう……」と訝しんでいると、「知らないで食べたら、食パンとはわからないと思いますよ」と中山さん。まずは、ベリーをレモンと砂糖でさっと煮て、ベリーとシロップに分けておきます。 このレシピの一番の山場は、型に敷く食パンをカットするところでしょうか。なんだか難しそう……と思ったものの、やってみたら意外に簡単! 型に当ててみて「これくらいかな?」というところでカットしていけばOK。詳しくは、動画を見てみてくださいね。どれがどこの部品のつもりで切ったか、わからなくなってしまう人は(←わたしです)、展開図のように並べておくことをおすすめします。切れ端もむだなく使うので残しておいてください。 次に、カットした食パンを1枚ずつ浸して、シロップをたっぷりとむらなく吸わせ、型にはめていきます。ええい、全部一度に浸してしまえ(←わたしです)という考えはNG。浸し過ぎるとパンがちぎれてしまうので、ここは必ず1枚ずつお願いします! パンが敷けたら、ベリーを詰めていきます。 途中でシロップに浸したパンの切れ端も中に詰めます。最後にパンでふたをしたら、作業は完了! あとは、型ごと全体をラップでしっかりと包み、生地の上に皿などでおもしをし、冷蔵庫で一晩やすませるだけです。 甘酸っぱくて、さっぱり食べられる ゼラチンや寒天を入れていないけど、どんな風になるのかなあ、と想像がつかなかったのですが、角がきりっとしたプディングの完成! 取り出すときは、型の上に皿をかぶせてから、ひっくり返して。こうすると、シロップがこぼれにくいです。 食べてみると、甘酸っぱいベリーの果肉となめらかなプディング生地がいい感じ! これが食パンなんて、本当に驚きです。そして脂肪分が少ないからでしょうか、さっぱりとしていていくらでも食べられそう! もともとは、イギリスの保養地などで療養者向けに作られたヘルシーなデザートだったというのもうなずけます。バニラアイスといっしょに食べると、甘酸っぱさが際立って、キュンとときめくおいしさに。個人的には、「サマープディング」という文学的な名前もときめきポイントです。残ったベリーとシロップは、ソーダ割りにして楽しんで。見た目もかわいくて、こっちもあがりますよ~! オレンジページオリジナルのブリキパウンド型は、通常の約10倍の厚みのメッキコーティングを施した、熱伝導率のよさが自慢です。 「サマープディング」のレシピはこちら\レシピ動画も公開中/ 【商品について詳しくはこちら】オレンジページオリジナル ブリキパウンド型 18cm profile松永製作所1953年創業。精密機械の部品製造からスタートし、その技術を生かして2008 年ごろから本格的に始動したお菓子型が、国内外から高い評価を受ける。