鶏肉のうまみ、ごぼうやきのこの風味が引き立った、しみじみと味わい深い一品です。
小さい器に下味の材料を混ぜる。
米はざるに入れ、ひとまわり大きいボールにたっぷりと水をはる。米をざるごと水に浸してさっと引き上げ、表面の汚れを落とす。
水を替えて再びざるごと浸し、米を両手で少しずつすくい上げながら、やさしくこすり合わせる。同じように20回くらいとぎ、さらに水を替えて、この作業をあと2回繰り返す。
ざるを振って水けをきり、ひとまわり小さなボールで受ける(ざるを少し傾けると、余分な水がきれやすい)。ラップ、または清潔なふきんをかけて30分ほどおき、米の表面についた水をしっかりと浸透させる。
ごぼうはよく洗って泥を落とし、スプーンの縁で表面をこすって皮をこそげ取る。ごぼうの端をまな板に押しつけ、ごぼうを回しながら、包丁を寝かせて薄く削る(ささがき)。切ったものから水につけ、5分ほどさらす。
しめじは石づきを切って小房に分ける。鶏肉は余分な脂肪を取り除き、2cm角に切る。ごぼうの水けをきり、しめじ、鶏肉とともにボールに入れる。下準備で混ぜた下味を加え、全体によくからめる。
※あらかじめ具に調味料をからめておくことで味が決まりやすくなり、しょうゆの風味も全体にいきわたります。
水1と1/2カップ、塩小さじ1/2、しょうゆ小さじ1を混ぜる。炊飯器の内がまに米を入れ、調味した水を注ぎ入れる。米の表面を平らにし、【5】の具を汁ごと加えてならし、普通に炊く。炊き上がったら上下を返しながら混ぜる。器に盛り、青のりをふる。