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人生は、おいしいもので回ってる! 生粋の食い道楽、夢眠ねむさんインタビュー【食の原点からアイドル時代、主婦の現在まで】

2023.01.26




絵本を中心に扱う「夢眠書店」。食がテーマの本もたくさん!

――実家を出て上京すると、食生活が一変しますよね。美大に通っていた学生時代やアイドル時代は、どんな食生活でしたか?

実家にいたときはもっぱら食べる係だったので、もうどうしようと思いました。ちゃんと作ろうにも、実家と違ってコンロが2口しかないし、食材をうまく使いこなせないから、自炊のほうが高くついちゃうし……。あらためて、母ってすごい人だったんだなぁと。

でも少しキッチンが広い家に引っ越して、ごはんやお弁当を作ってみるようになったら、だんだんまわりから「料理うまいよね」って言われるようになって。ただ当時は、とてもじゃないけど人様にはお出しできない! と思っていました。

転機になったのは、「夢眠軒」のイベントです。働いていたお店「ディアステージ」でお料理作りイベントが流行って、自分でもはじめてみたんですが、そこでいきなりお客さん200人分の料理を作ることになりまして……。

――200人分⁉ 仕込みもご自分で?

はい。自分で食材を発注して、昼間から仕込んで。「夢眠軒」は40回くらいやったんじゃないかな。作る量が量だし、場数も増えたし、お金をいただいているから変なものは出せないし。武者修行みたいな感じで、急に腕が上がりました。

でも今思うと、お客さんが「え?」ってメニューのときもあったと思います。食べたこともないブラジルのカレーを調べて作ってみたりとか(笑)。作るほうも食べるほうも、正解がわからない料理(笑)。


会話のあちこちに飛び出す〈夢眠節〉が魅力! 笑いの絶えない取材でした

――そこから、ねむさん=料理上手という印象が広がったんですね。それまでも料理を楽しまれていたのかと思っていたので、少し意外です。

ほめられてからですね、料理が楽しいと感じるようになったのは。だって自分の料理って、自分ではよくわからなくないですか?

――確かに。おいしさの基準って、人それぞれですもんね。

ただ、私は小さいころから、おいしさの正解を全部教えてもらって育ったと感じているんです。初めて自分で作った料理のまずさに衝撃を受けたときも、「あそこで熱しすぎたせいかな?」とか自分なりに間違いを探して、〈おいしい〉に寄せていくことができました。

だから、そういう人はどんどんおいしいものを食べるべし! 「自分のパートナーは料理が苦手なのかも」と感じている人も、ぜひ自分から相手を誘って、いっしょにおいしいごはんを食べに行ってほしいです。


〈PROFILE〉
夢眠ねむ(ゆめみ・ねむ)
2009年にアイドルユニット「でんぱ組.inc」に加入し、グループ活動のかたわら、映像制作やコラム執筆など多方面で活躍。19年にはグループを卒業し、芸能界を引退。現在は、下北沢の書店「夢眠書店」の経営、「たぬきゅんフレンズ」のキャラクタープロデュースなどを行う。レシピ本を出したり、カレーをプロデュースするなど、食へのこだわりも強い。主婦でもある。

撮影/馬場わかな メイク/新見千晶 文/唐澤理恵

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