
習い事をお休みする期間をつくろう子どもに習い事をやめたいと言われると、親は
「中途半端にやめさせたら根気のない子になる?」という思いと、
「無理に行かせたらかわいそう?」という思いのはざまで悩みますね。
まず、習い事をやめるかどうかを決める前に、
「頑張ったのに失敗して落ち込む子どもの気持ち」に寄り添い、やさしい言葉をかけてあげましょう。失敗から立ち直るため大事なステップです。
そして、習い事をしばらくお休みする期間をつくりましょう。やめたいと言い張っても、子ども心にいろんな思いを抱えているかもしれません。習い事をいったん休むことで、自然と考えが整理されることもあります。時間をおいてもう一度話し合えば、本当にやめたいのか、不合格のショックで口走っただけなのか、親も見極めやすくなるでしょう。
本当にやりたいことなら、子どもが自ら習い事を再開するはず。もし
時間をおいても「やめたい」と繰り返すなら、やめさせてもいいと私は思います。
理由の一つとして、
「失敗してもあきらめず、挑戦しつづければいつか達成できる」という根気は、本当にやりたいことで学ぶのが近道だから。やりたくない習い事を無理に続けても、前向きに取り組めなければ、根気は育ちにくいように思います。次も不合格となればさらに自信をなくし、チャレンジすること自体を避けるようになるかもしれません。
「一つがダメでも別の何かがある」と学ぶ機会ととらえよう 子どもはこれからの人生でいろんな失敗をするでしょう。でも、やりたいという意欲さえ育っていれば大丈夫。今回は
「一つのことに固執せず、何かがダメでも別の何かがある」ことを学ぶ機会ととらえてはいかがでしょう。
親が自分の意思を受け入れてくれたら、子どもは「失敗してもいいんだ」と前を向くことができます。また別のやりたいことに取り組むことで、好奇心とチャレンジ精神を持ちつづけられます。成長につながる選択肢は、決して一つではありませんよ。