手に入るうちに、存分にそのおいしさを楽しみたい夏野菜といえばとうもろこし。そんなとうもろこしをフル活用したお弁当を、栗原心平さんに教わりました。
心平さんいわく「スイートコーンと呼ばれるくらい、甘みが強いのがこの時期出回るとうもろこしの魅力。その甘みを生かしたハンバーグと混ぜご飯は、子どもも好きなやさしい味わい。焼きもろこしは、じつはお酒のお供にもぴったり(笑)。あとを引く味でおいしいよ~~。」とのこと。
●とうもろこしバーグ弁当●
フレッシュな生のとうもろこしをたっぷりと混ぜ込んだハンバーグ&混ぜご飯に、しょうゆの風味が香ばしい焼きもろこしを添えて。
主菜『とうもろこしバーグ』のレシピ
材料(1人分)
とうもろこし(身)……15g
鶏ももひき肉……70g
鶏ガラスープの素(顆粒)……小さじ1/3
あればレモン(一口大に切ったもの)……適宜
片栗粉
小麦粉
塩
粗びき黒こしょう
サラダ油
作り方
(1)下ごしらえ鶏ガラスープの素と、水大さじ1 と1/2、片栗粉小さじ1/3を混ぜ合わせ、たれを作る。ボールにひき肉、とうもろこし、小麦粉小さじ1/3、塩ひとつまみ、粗びき黒こしょう適宜を入れ、手で練り混ぜる。粘りが出たら、平たい円形に整える。
(2)焼いて仕上げるフライパンにサラダ油小さじ1/2をひき、(1)の肉だねを入れて中火にかける。ジュージューと音がしてきたらふたをして弱火で2分ほど蒸し焼きにする。焼き色がついたら上下を返し、再びふたをして2分ほど焼く。ごく弱火にして(1)のたれをもう一度混ぜて加える。とろみがついたら火を止めて取り出し、あればレモンを添える。
【ここがポイント】とうもろこしの身の食感を生かしたボリューム満点のハンバーグ。
鶏ひきはうまみのあるもも肉を使うのがおすすめです。
ご飯『バターコーンライス』のレシピ
材料(1人分)
とうもろこし(身)……30g
冷やご飯……茶碗1杯分強(約160g)
洋風スープの素(顆粒)……小さじ1/4弱
バター
塩
粗びき黒こしょう
作り方
(1)下ごしらえ耐熱のボールに、とうもろこし、ご飯、バター3gを入れてさっくりと混ぜ、ふんわりとラップをかける。
(2)電子レンジで加熱して仕上げる(1)を電子レンジで2分30秒加熱し、熱いうちにスープの素、塩ひとつまみ、粗びき黒こしょう適宜を加えて混ぜ合わせる。
【ここがポイント】冷やご飯ととうもろこし、バターを混ぜてレンチンすればあっという間にでき上がり!こく出しにスープの素を加えて。
副菜『焼きもろこし』のレシピ
材料(1人分)
とうもろこし(輪切り)……2cm
ごま油
しょうゆ
作り方
(1)下ごしらえとうもろこしは縦半分に切る。
(2)焼いて仕上げるフライパンにごま油小さじ1を中火で熱し、とうもろこしを入れる。ジュージューと音がしてきたらふたをし、2分ほど焼く。ふたを取り、しょうゆ小さじ1/2を加え、さっとからめて火を止める。
【ここがポイント】厚みのある半月切りにしたとうもろこしを、フライパンで蒸し焼きに。しょうゆを加えたら焦げないように、手早くからめます。
だけうま弁当を段取りよく仕上げるコツ!
とうもろこしの身を、できるだけしんに残さずに切り取る方法を覚えておきましょう。
●とうもろこしを立てて削る……

とうもろこしを茎の切り口をまな板に押しつけて立てて持ち、包丁を上から下に動かして削るようにするとスムーズです。
おべんとうのおかずとしてはもちろん、ちょっとしたおつまみにもおすすめの3品。コーンがおいしいうちにぜひとも作ってみてください。