主菜

あじの酢じめ

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更新日 2024/4/3

あじの酢じめ
撮影 尾田学

あじを三枚におろしたら、まず塩で身をしめるのがポイント。余分な水気や臭みも抜けます。

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更新日 2024/4/3

  • 普通

  • 費用目安

    -

  • カロリー

    -

  • 塩分

    -

※費用や栄養素は全量で算出しています。

レシピを作った人

城戸崎 愛

料理家

1925年生まれ、2020年逝去。食道楽の家に嫁いだことをきっかけに、東京會舘クッキングスクール、フランスのル・コルドンブルーなどで本格的に料理を学ぶ。1959年より料理研究家としての仕事をスタート。「ラブおばさん」の愛称で親しまれ、テレビ、ラジオ、雑誌などで幅広く活躍した。

    クックモード

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    材料

    • 「作り方」参照

    安全に調理していただくために

    作り方

    調理

    1. 1
      頭を落とす。頭を左にしてあじを置き、胸びれのつけ根から包丁を入れて、厚みの半分まで切り込みを入れる。裏返して同様に包丁を入れ、頭を切り落とす。切り口を向こう側にして置き、切り口から腹にかけて4~5cm切り込みを入れる。左手で切り口をかるく開き、包丁の刃先で内臓をかき出す。
    2. 2
      ボールに水をはり、腹の中を洗う。あじを水につけると、身が水っぽくなってしまうので、指先に水をつけ、腹の中を指でしごくようにして洗う。内臓が残っていると、臭みの原因になるので、きれいに洗って。とくに中骨付近は血が固まっているので、念入りに。ペーパータオルなどで、まわりと腹の中の水けを拭き取る。
    3. 3
      切り口を右にして置き、中骨の上に包丁を寝かせて入れる。最初に切り込みを入れたら、あとは包丁をやや斜めに立てぎみにして前後に動かしながら、中骨にそって半身を切り離す。身が動かないように、左手でしっかりと押さえながら切って。包丁の刃が、常に中骨に当たっている状態で切り進めていくのが、身を削らずに、きれいにおろすコツ。背を手前にして裏返し、残りの半身も同様に切り離す。
    4. 4
      腹骨を取る。おろした身を、皮を下にして縦に置き、腹の部分に包丁を寝かせて当てる。前後に動かしながら、薄くそぎ取るように、腹骨を切り落とす。大きめのバットに、まんべんなく塩を敷く。あじ大4尾で、大さじ1~1と1/2が目安。手に塩をのせてかるく握り、30cmくらいの高さから、指の間から落とすようにすると、むらなく全体にふれる。塩にむらがあると、最後に皮がきれいにむけなくなるので気をつけて。
    5. 5
      あじを皮目を下にして、できるだけ重ならないように並べる。身のほうにも、塩大さじ1/2をまんべんなくふる。この塩で、あじの余分な水けが出て、身が引き締まる。
    6. 6
      別のバットを用意し、あじを入れたバットを斜めになるように立てかけて1~2時間おく。汚れや臭みの混じった水が出て、バットの隅にたまってくる。
    7. 7
      たまった水を捨て、あじがかぶるくらいの酢を注ぐ。バットをかるく揺すって、塩や汚れを洗い流す。酢を捨ててあじを取り出し、ペーパータオルなどで、汁けを拭く。バットを洗い、水けをきれいに拭き取っておく。
    8. 8
      合わせ酢を作る。ボールに酢大さじ3、砂糖大さじ1、しょうがの絞り汁1かけ分、塩小さじ1/3を合わせてよく混ぜ(あじ大4尾分の目安)、バットに注ぐ。あじを、皮目を下にして、できるだけ重ならないように並べ、表面が白っぽくなるまで漬ける。漬ける時間によって、しまりぐあいが変わるので、好みで調節して。3~4時間で、まわりは白っぽく、中はまだ生の状態。半日漬けると、中までしっかり白くなる。
    9. 9
      あじを取り出して、ペーパータオルで汁けを拭き、皮を手でむく。あじを左手に持って身をしっかりと押さえ、右手で皮を尾のほうにゆっくりとひっぱると、きれいにむける。皮をむいたあとの身に、銀色の部分が残っているのが、よい状態。最初の塩がむらになっていると、銀色の部分まではがれてしまう。
    10. 10
      身を上にしてバットに並べ、小骨を骨抜きで抜く。身の中央あたりに小骨が多いが、その他の部分も、指でかるく身を押さえながら、骨のある場所を探して。斜めにそぎ切りにしてそのまま食べてもよいし、すしやどんぶりにしても。食べない分は、切らずにラップなどでぴっちりと包み、冷蔵庫へ。1~2日はもつ。

    レシピ掲載日 1997.5.17

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