なんとなーく味つけして、おいしかったりイマイチだったり。そんな人にオレぺから提案したいのが、いつでも100%味つけに成功する魔法の配合! 名づけて「味つけ黄金比率」。量りやすく、覚えやすいよう、できるかぎりシンプルな配合に。試作を重ねたオレぺの自信作なんです。
なんとなーく味つけして、おいしかったりイマイチだったり。そんな人にオレぺから提案したいのが、いつでも100%味つけに成功する魔法の配合! 名づけて「味つけ黄金比率」。量りやすく、覚えやすいよう、できるかぎりシンプルな配合に。試作を重ねたオレぺの自信作なんです。今回は、覚えておきたい定番の「麻婆豆腐」の味つけ黄金比率と作り方をご紹介。甜麺醤と豆板醤のこくやうまみが引き立つ本格派レシピです。
たとえば、
麻婆豆腐の味つけなら。

※熱湯3/4カップに鶏ガラスープの素(顆粒)小さじ1を溶かしたもの。
どんな味?
こくのある甜麺醤(テンメンジャン)をベースにした、甘さ控えめのきりりとした味つけです。中辛に仕上がるので、豆板醤(トウバンジャン)の量で辛みの調節を。

レシピ
麻婆豆腐
深いうまみがあとを引く本格派! 中華の甘みそ「甜麺醤」が味の決め手です。豆板醤とともによく炒め、香りを引き出して。
材料(2人分)
- 木綿豆腐 1丁(約300g)
- 豚ひき肉 120g
- ねぎの粗いみじん切り 1/3本分
- しょうがのみじん切り 1/2かけ分
- にんにくのみじん切り 1/2かけ分
- 〈麻婆ソース〉
- ・中華スープ※ 3/4カップ
- ・甜麺醤 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- 豆板醤小さじ1
- 〈水溶き片栗粉〉
- ・片栗粉 小さじ1
- ・水 小さじ2
- 花椒粉(なければ粉山椒) 適宜
- サラダ油
- ※熱湯3/4カップに鶏ガラスープの素(顆粒)小さじ1を溶かしたもの。
作り方

豆腐をレンジで水きりする
豆腐は水けをきり、2cm角に切る。直径約20cmの耐熱皿にペーパータオルを敷き、豆腐を重ならないように並べ入れる。ラップをかけずに、電子レンジで1 分30秒ほど加熱する。水溶き片栗粉の材料を混ぜる。
〈POINT〉
豆腐は切ってから温めると、切り口からスピーディに水分が出てきます。余分な水分を抜いておくことで、味のしみ込みが格段にアップ。

ひき肉を炒め、味つけする
フライパンにサラダ油大さじ1、しょうが、にんにくを入れ、中火にかける。香りが立つまで炒め、ひき肉を加えて3分ほど炒める。豆板醤、甜麺醤を加え、ひき肉全体に色がなじむまで30秒ほど炒める。

スープ、豆腐を加えて煮る
フライパンにスープ、しょうゆを加えて混ぜ、煮立ったら豆腐を加えてひと混ぜする。再び煮立ったら、弱めの中火で2分ほど煮る。ねぎを加え、さっと混ぜる。

とろみをつける
水溶き片栗粉をもう一度混ぜ、具をよけて煮汁の部分に少しずつ加える。すぐに混ぜ、煮汁全体にとろみをつける(木べらを底に垂直に立てて動かすと、豆腐がくずれにくい)。器に盛り、花椒粉をふる。
(1人分353kcal、塩分3.3ɡ)
こんなふうに
あらゆる基本料理には
【味つけ黄金比率】があるんです。
<!–
–>
カルボナーラ、ペペロンチーノ
などのパスタや、
チヂミ、キッシュなどの
生地にも「黄金比率」が!
昔ながらの
基本料理だけじゃなく、
いまどきの定番も含む
100メニューの「黄金比率」を
1冊にまとめました。
「味つけ黄金比率」で基本の料理100

味つけがうまくいかない人に贈る基本の料理本、できました! 豚のしょうが焼き、青椒肉絲、カルボナーラなど定番おかずの味つけを、すべて「黄金比率」で紹介。だれがいつ作っても、味つけがバチッと決まることを保証します。
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料理/市瀬悦子 撮影/髙杉 純