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「夫と、レシピを作ってくれる人と、みんなで食卓を囲む気分です」話題の料理家・長谷川あかりさん

2023.01.31




じつは長谷川さんのレシピは、夫婦の共同作業で生まれている!?

 ――ちなみにこれまで発信されてきたレシピのなかで、長谷川家でのリピート率が高い料理はどれでしょう。ファンには気になるところです。

これ笑えるんですけど……夫にリクエストをきいて作ることが多いのですが、彼自身あまり料理に詳しくないから、確実に料理名がわかるものしかリクエストできないんですよ(笑)。

から揚げ、キーマカレー、ビーフストロガノフ、オムライスは料理名がわかりやすいので、必然的に登場回数が増えますね。特にから揚げかな。昨日も作りました! 調理が本当にラクなので、大学生のころから週に1~2回は作っています。ヘロヘロに疲れていても、鶏もも肉を買ってきて、調味料といっしょに袋に入れてもみ込んでから、揚げ焼きするだけなので。

そういえば、最近はレシピ本を出したので、夫がそれを私に見せながら「これ食べたい」って言ってきますね。本のことを〈デンモク※〉と呼んで、活用しています(笑)。

※第一興商の登録商標で「電子目次本」の略。カラオケで曲検索に使用する電子機器のこと。


フォロワーの間でも人気の「醤油だけ唐揚げ」は、長谷川家でもスタメン料理!



――アナログな〈デンモク〉(笑)。いつも、主菜のほかに副菜もそろえるほうですか?

あまりやらないです! 基本はメインの料理と、めっちゃ具だくさんの汁ものか、炊き込みご飯。どちらかにたんぱく質を入れて、野菜もたっぷり詰め込んで。

余裕があればもう1品副菜を足すくらいで、シンプルです。

――一汁一菜派なんですね! 日々の料理に大活躍するスタメン食材があれば教えてほしいです。長谷川さんの技を盗む気満々なのですが(笑)。

冷蔵庫に欠かさないのは、ミニトマトと梅干し。この2つは調味料として使っています。

ミニトマトは普通のトマトよりうまみが強くて、量も調整できるので、ソース代わりに使うことが多いですね。梅干しは塩味や酸味を足したいときに。オリーブオイルでソテーするときちょっとたたいて入れるとおいしいし、じつはバターとの相性もいいので、和食以外にも活躍するんですよ。

トマト味や梅干し味にしたいわけではなくて、あくまでしょうゆやみりんと同じ感覚で入れています。


インタビュー中、梅干しへの愛を熱く語ってくださいました。

 ――日々たくさんの人が、長谷川さんのレシピで料理を作って、SNSにアップしていますよね。長谷川さんご自身も、よくそういう投稿をリツイートされています。

作ってくれたかたが「この手間で、こんなにおいしいものができるんだ!」って言ってくださると、「でしょ? そうなの!」って本当に仲のよい友達みたいな感覚になっちゃうんです(笑)。

私は他の料理研究家の先生がたとは違って、料理がうまいわけではなくて。とにかくおいしいものが好きだから、先生として何か教えるというより、おいしいものを共有したいという気持ちでやっているだけなんですよ。

夫もみなさんの投稿を見て、よく「いっしょに大食堂で食べている気分」といってます。みなさんと食卓を囲んでいるような感覚で。

――なんてすてき!

「ああ、その料理俺もこの間食べた。おいしいよね~」って(笑)。ときどき「みんなが食べてるカレー、俺も食べたいんだけど」っていい出して、「どれ?」みたいな(笑)。

――フォロワーの方々の食卓と長谷川家の食卓は繋がっているんですね。では最後に、ぜひ連載への意気込みを伺いたいのですが……。「これでいいのだ」というタイトルを見ると、あの曲が頭をよぎります(笑)。

〈天才バカボン〉ですよね(笑)。基本的に、「肩の力を抜いて、楽しく料理をしようよ」っていうスタンスでやっているので、そのニュアンスが伝わるといいなと思ってこのタイトルに決めました。

料理って、よく「こうあるべき」とか「こうした方がいい」という答えを求められがちだけど、ドンズバな正解があるものじゃなくて。だからいちばん気楽な方法で、作っている楽しさも味わいながらおいしいものができたらいいよね! という気持ちを、みなさんと共有できるような連載にしていきたいです。

どうぞよろしくお願いいたします!
 
〈PROFILE〉
長谷川あかり
1996年埼玉県生まれ。料理家、管理栄養士。10代で芸能界入りし、NHK『天才てれびくんMAX』などで子役タレントとして活躍。20歳で引退後、料理の道を志し、大学で栄養学を学ぶ。卒業後の2022年4月からSNSで始めたレシピ投稿が瞬く間に注目を集め、大きな話題に。「なんでもない日を幸せにする、シンプルで豊かなごはん」をテーマに、食べ疲れないのにちょっぴりおしゃれで自己肯定感の上がるレシピを発信中。同年11月、初のレシピ本となる『クタクタな心と体をおいしく満たす  いたわりごはん』(KADOKAWA)を上梓。

『長谷川あかりの日々の料理これでいいのだ』毎月27日更新・過去の連載はこちら>>>

撮影/キッチンミノル 文/唐澤理恵

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