
家事経験が少ない夫は妻が寝込むとフリーズ状態に体調がすぐれないときは、「夕食は僕が買ってくるよ」などと言ってほしいものですね(笑)。でも、夫からそのひと言が出ないのには理由があります。人にもよりますが、
家事は妻の役割という思い込み、妻の心がわからない共感力の低さ、体調が悪くても炊事をする母を見て育ったとしたら、その影響もあるでしょう。
あなたの夫の場合、ふだん家事をしないことが大きいようです。
夫にとって食事作りは未知の領域。作り方も段取りもわからないので、妻が寝込むと「夕食はどうなるの?」と戸惑い、フリーズ状態に。妻の体調を思いやったり自分で夕食を買ってくるまでに、考えがなかなか至りません。
風邪をひけば妻だって炊事はしんどいということも、家事経験がないと想像しにくいもの。それで、「ごはんは?」となるのかもしれません。
寝込んだ妻のトリセツを夫に伝授しよう一方であなたは、「私の気持ちを察して行動してほしい」と思っています。でも、
多くの男性にとって察することは苦手分野。夫から見れば、はっきり希望を伝えないあなたは説明不足、ということになるのですね。
そもそも
「ごはんはどうするの?」の真意を、「君はどうしたい?」ととるか、「食事を作って」ととるかは、妻の感じ方にもよります。人はみな、「あなたが大事」という他者の愛情を求めています。それを得られないと、怒ってでも得ようとします。「風邪でつらいのに、なぜわかってくれないの」と夫を責めるのもそうですね。
でも、それではケンカになるだけ。そこで、夫に「妻が風邪をひいたときの接し方」を伝授しましょう。
夫にどう助けてほしいか、どんな言葉をかけてほしいか、もし自分でもあいまいなら、まず要望を整理。そして、夫に自分の病状と要望を具体的に伝えてみて。夫は具体的に説明されてはじめて「そうなんだ」と気づき、要望にこたえてくれるでしう。
自分の気持ちや要望をおだやかに伝えて、夫から愛情を上手に引き出してくださいね。