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「オレペコンポスト活動記」~オレぺの社会見学 @鴨志田農園~たい肥づくりについて学んできました!vol.9~

2021.05.26

今回は、社内各部署のコンポストに興味のあるメンバーで、東京三鷹市にある鴨志田農園に、社会見学に行ってまいりましたので、その様子をレポートします!

教えてくださったのは、鴨志田農園の鴨志田純さん。
まずは、農園のこれまでの取り組みや、たい肥についてのお話をしてくださいました。

「一般的に『肥料』と言われるものは、土や作物に対して化学的な養分を与えるもの。
では、『たい肥』とは? 主に有機物を微生物によって発酵分解、熟成させた肥料のことです」

 
土いじりにあまり縁のなかった私にとっては、まずはここから勉強です。そのあと、いいたい肥かどうかの見分けかたなどを教わりました。瓶のなかに、たい肥を入れて水をはり、ふたをして数日放置すると、開けたときにどぶ臭いにおいがするのは発酵がうまくできていないものだそうです。実際、においをかいでみると、鴨志田さんのところで出来た完熟たい肥は、土のいい香りがしました。
左から順に、①完熟たい肥→②完熟しきれていないたい肥→③未熟なたい肥。みんなでにおい比べをしてみました。


通路に並んでいるのは、たい肥の材料となるもみ殻の袋。近所のお米屋さんから譲ってもらったもので、鴨志田農園さんでは20km圏内の資材を利用してたい肥を作ることで、近隣での資源循環をめざしているそうです。

こちらのたい肥の温度を測ってみると、なんと64.3度! 
高温で1カ月熟成させた肥料は、病原体や雑草種子が死滅して、農園で安心して使えるたい肥となるそうです。手で掘って触ってみると、温かくて湯気が出てきました。

畑では、ホウレン草や、ねぎ、にんじん、ルッコラ、フキ、小松菜(菜花になったもの)など、さまざまな野菜が生き生きと育っている様子が見てとれました。その畑を見ながらうかがった鴨志田さんの言葉「完熟発酵した健康な土壌からできる野菜は腐らない。枯れていくんだよ」も、とても印象的でした。

鴨志田農園では、地域の資材を活用したり、農業を学びたい学生さんを受け入れたりするなど、たい肥作りを通じて生まれる地域のかたとのつながりを大切にされています。今回の見学で、あらためてこうした取り組みの重要性について学ぶ機会に恵まれました。


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※コンポストとは「堆肥(compost)」や「堆肥をつくる容器(composter)」のことです。
一般家庭で出る「燃えるゴミ」の約4割は、生ごみが占めています。循環型社会への取り組みとして再注目され、各地に広がっています。


 SDGs をもっと身近に感じてもらえるような、オレンジページらしいアプローチのひとつとして「コンポスト活動記」をスタート。みなさんと一緒に疑問や問題点を解決し、活動をの輪広げ、継続して取り組んでまいります!
2030年まであと10年。このコンポストレポートをきっかけに、環境問題に取り組む人が増えたら嬉しいです。

 オレンジページでは、地球の自然環境を守る活動や、持続可能な社会を保つ活動にも目を向けております。記事やイベントを通じて、環境保全の大切さや関連する情報を発信するとともに、自らのオフィスの環境負荷低減に努めてまいります。

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