~都市で生ごみを捨てないコンポストのある暮らし~って、どんなこと!?このたびオレンジページが提案する「コンポストで始まる循環の生活実装デザイン」が、2021年度グッドデザイン賞を受賞しました! これはオレンジページが、ブランドパーパスである『「食」を起点に暮らしをつくり、生活者、コミュニティ、地球のよりウェルビーイングな未来をつくる』に基づいて、「バッグ型コンポスト」を開発・販売するローカルフードサイクリング株式会社、オレンジページ本社がある港区で、よりよい街づくりに取り組む「みなとーく」が連携して進める、生ごみを循環させるための新しい都市型ライフスタイルです。「なぜコンポスト?」「生ごみが減ると何がいいの?」そんな疑問にもお答えしつつ、この取り組みを詳しくご紹介します!
気候変動の対策に取り組むことは、SDGsの目標のひとつ ●生ごみを減らす=気候変動の抑制に!近年、大きな問題になっている気候変動。その原因のひとつが、大気中のCO2(二酸化炭素)の増加です。じつは生ごみも、CO2増加の要因だって知ってましたか? その80%が水分だといわれる生ごみは、焼却時にたくさんのエネルギーが必要。そのぶんCO2の排出量も増えてしまうんです。生ごみを減らすことはCO2の削減につながり、また、ごみの輸送や焼却にかかるコストの削減にもなります。特に、人口が多い都市部での生ごみを減らすことが大切なのです。
●暮らしの中で取り組める生ごみ削減のアクションが「コンポスト」コンポストは、生ごみを微生物の力で分解して堆肥にすること(または、できた堆肥や、堆肥をつくるための容器のこと)。堆肥はガーデニングや家庭菜園で活用するのはもちろん、自治体や地域コミュニティなどに回収してもらうこともできます。でも、一般的なコンポストは大がかりな設備のものが多く、特に都会暮らしではハードルが高いのも事実。そこで……
※オレンジページ社が掲げる「生活実装」とは…● 生活者の〈本当にほしい〉をくみ取る傾聴力● どんな情報も丁寧に咀嚼し、〈リアルな生活シーン〉を描く編集力● 〈誰もが実践できる〉を実現する徹底した検証主義詳しくはこちら
株式会社オレンジページでは、新レシピ用に試作を自社キッチンで行っています。そこで出る生ごみを使って実践し、バッグ型コンポストの良さ、トラブルや対処法をWEBで発信していきました。誌面掲載にとどまらず、読者との対話型セミナーを開催し、通販での取り扱いをスタートさせるなど、多面的なアプローチで生活者の敷居を下げ、生ごみを循環させる暮らし方への生活実装をデザインしました。
1. 事前調査と社内での実践で導入への「壁」を把握し、敷居を下げる情報を発信● 「やってみたいけど、ここが不安……」の声を調査 ● まずはオレンジページ社員が実践。不安を解消するコンテンツを誌面やWEBで発信 ● 「やってみたい」を後押しするオンラインセミナーを実施2. 「バッグ型コンポスト」で、誰でも気軽に始められる● キッチンやベランダに置いて使える都市型コンポスト● 初心者でも始めやすいコンパクトなサイズ、スタイリッシュなデザイン● 分解を速め悪臭を抑える独自の配合基材つきだから、安心● 水や虫の侵入を防ぐ特注ファスナーつきでにおいも気にならない● 不安やお悩みはLINEで即座に解決!● すぐに買えるよう、オレンジページ通販でも販売スタート
3. 自治体と連携したコミュニティづくりで「堆肥の出口」と「人とのつながり」を創出● 近隣の公園花壇で堆肥を活用● 新虎通りエリアプラットフォーム協議会※と連携し、公園にコミュニティコンポストを設置。自宅で使わない堆肥は地域に還元● コミュニティコンポストを通じて、地域や人とのつながりが生まれる※港区芝地区総合支所と(一社)新虎通りエリアマネジメントからなる官民連携組織4. 「続けられる、続けたくなる」情報を継続的にお届け● みんなの体験をコミュニティサイトで共有● オレンジページの実践の様子も継続して発信● みんなの体験が疑問や不安の解消につながる
コンポストがあれば……● 生ごみを捨てる手間がなくなる● 生ごみのにおいを気にしなくていい● できた堆肥で作った野菜は安全でおいしい!● おうちの中で環境問題に貢献できる etc.「うれしい」「楽しい」。だから続けられる!
いかがでしたか? 「コンポストで始まる循環の生活実装デザイン」は、まだまだ終わりではありません!ゆくゆくは農家さんとも連携し、できた堆肥で有機野菜を栽培・販売し、循環の輪をさらに広げることも計画しています。ぜひ、みなさんもコンポストのある暮らし、始めてみませんか?