小松菜は、冬〜春、寒い時期に育ったものが、葉が肉厚で味が濃くておいしいと感じます。おひたしにしたり、おうどんに入れたり、塩炒めにしたりしてよく食べますが、ふと思い立ち、小松菜チヂミを作ってみることにしました。じつは私、何でもチヂミにしてみる癖があり、春菊、もやし、なす、パセリ、にんじん、ピーマン、ズッキーニ……いろんなチヂミを作ってきました。もはやチヂミなのかお好み焼きなのかガレットなのかわかりませんね(笑)。今回は、小松菜に豚ひき肉、削り節を加え、片栗粉と卵でもっちりとした食感のおかずチヂミをめざすことにしました。小松菜を刻んだら、あとは混ぜて焼くだけで完成。ちょっとリッチな厚みに仕上がりましたが、おかず感がアップしたので結果オーライです。いただいてみると、小松菜の甘みとほろ苦さが少し大人っぽい味わいで、辛子じょうゆが相性抜群! おかか入りでご飯にも、ビールにもよく合います。
PROFILE藤岡操(ふじおか・みさお) 編集者、栄養士、フードコーディネーター。釣り雑誌の編集部、フードカタログの編集部など、出版社勤務を経て独立。雑誌、書籍、WEB、広告の仕事に携わる。著書・編著書に『ごはんに化ける ズルイおつまみ』(二見書房)、『ワインに合うおうち×レシピ123』『ビールおつまみ123』『毎朝が楽しくなる! 朝ごはん』『ご当地おつまみ人気レシピ』『一冊まるごとパクチー本』(すべてエイ出版社)などがあるX:https://x.com/fujiokamisaoInstagram:https://www.instagram.com/misao_fujioka/