ブラインド、洗濯機のパッキン、窓のサッシやレール……絶妙に狭くて、なおかつほこりがたまりやすい場所ですよね。
これらめんどうな場所を掃除するのに超! 効果的なアイテム、それは軍手なんです。
・指先が入るところならどこでも掃除できる・素手感覚なので力が入りやすい・目が粗い生地も、じつは汚れをからめとるのにぴったりなど、ニッチな場所を掃除するメリットがずらり。まずは基本の軍手の使い方をご覧ください。
基本の軍手の使い方
軍手の選びかた
手のひらにすべり止め用のでこぼこがついていない布製の軍手なら、どんなものでもOK。ドラッグストアや100円ショップなどでは、大人用だけでなく子ども用の軍手も手に入ります。
軍手はゴム手袋の上から装着
水拭きや洗剤拭きをするときは、手荒れ防止のためゴム手袋をしてから軍手を重ねます。上から軍手を重ねやすいよう、なるべく指にフィットするものがおすすめ。
から拭き、水拭きと使いわけるのが効率的
人さし指はから拭き用、中指は水拭き用などと使い分ければ、きき手の軍手1 枚で汚れの種類が異なる複数の場所が掃除できます。よりたくさんの場所を掃除するときは、右手をから拭き用、左手を水拭き用と分けておくと、軍手を替えたり洗ったりする手間が減らせて効率的。
実際に掃除をしてみましょう!
ブラインドの羽根

羽根どうしの間が狭いうえ、素材によっては柔らかく、ぞうきんなどでは掃除がしにくい場所。軍手なら、親指と人さし指で羽根をつまんで左右に動かすだけで、ほこりをきれいにからめとることができます。

下のほうを拭くときは、手のひらを上に向けて羽根をつまむと拭きやすいです!
縦型洗濯機の開口部やドラム式洗濯機のパッキン

縦型洗濯機の開口部にある細かいすきまは、ぬらした軍手の指先を入れて汚れやぬめりを拭きましょう。汚れが残ると雑菌が繁殖してにおいの原因になるので、こまめに拭くように。

一方、ドラム式洗濯機のドアパッキンは、溝に衣類から出た繊維汚れがたまりがち。溝に手を入れ、力を入れて汚れをかき出して。軍手でひとなでしたら、ごっそり取れて気持ちいい~。
乾燥機能を使った後は毎回やると◎。洗剤投入口もぬめりがつきやすいので、いっしょに拭くといいでしょう。
窓のサッシやレールの溝

外気が入り込むスポットなので、窓のサッシにたまったほこりはから拭きでは落ちにくく、水拭きが◎。結露などで水を含んでさらに落ちにくいときは、中性洗剤を塗布して拭くときれいに落ちます。

窓サッシと同様、水拭きで落ちない汚れは中性洗剤を塗布して拭きましょう。ぞうきんでもなかなかきれいにならないレールの溝のきわも、指先でこすればすっきり。
以上、軍手ならではの効率的な掃除術おご紹介しました。掃除がしにくく、ついつい放置しがちな箇所は、放っているとますます汚れがたまる悪循環にハマることに。余裕がある時期に、軍手でサクッと済ませちゃいましょう!
教えてくれたのは……
よしママさん
お掃除ブロガー。子どものハウスダストアレルギーをきっかけに掃除にはまり、試行錯誤で編み出したお掃除ノウハウをSNSやメディアなどで発信。著書に『家族が笑顔になる おそうじの魔法』(日本文芸社)。ブログ「節約ママのこだわり掃除」も好評。
https://kodawari-souji.blog.jp/(
『オレンジページ』2023年5月17日号より)
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