がんばれたのは「ハロプロ魂」。料理ギライから一転、アスリートフードマイスターの資格を取得
――そこから、いろいろと料理の勉強していったんですね。アスリートフードマイスターの資格を取られたのも、すばらしいと思いました。そもそも「自分でやってみよう」と考えられること自体がすごいな、と。 「ハロプロ魂」ですね(笑)。アイドル時代から、まずはとことんまで自分でやれることをやってきました。
歌もダンスもとにかくやってみて、できるかぎり枠を広げてから、少しずつ減らしたり選んだりするという教えだったんです。そうしないと成長できないから、と。料理も同じだと思って、まずはやってみてから考えるようにしています。
ただ、自分のことは後回しにするタイプなんです。ドラマの台本もぎりぎりになってやっと覚えられる。心のどこかで「なんとかなるだろう」と思う部分もあったかもしれません。
それが、自分以外の「だれかのため」だったら、そういうわけにはいかないなと思いましたし、とことんまでやってみようと資格も取ったんです。
じつは、ないしょで勉強したんですよ。まわりに言っちゃうとプレッシャーになっちゃうと思って。
見えないところでコツコツやって、結果が出たら評価してもらえたらいい。これも「ハロプロ魂」かもしれませんね(笑)。
――ハロプロ魂、すばらしいですね。実際に資格の勉強をしてみて、どうでしたか? もともと、暗記ものは得意なんです。こういう栄養には、こんな作用があると覚えるのは楽しかったですし、知識が増えていく感覚を実感できました。
ただ、知識があれば、料理スキルが上がるわけじゃないんですよね。こういうものを食べたほうがいいとはわかっていても、それを作れるスキルはすぐには身につかない。料理は、回数をこなすしかないんだと気がつきました。
――そこから、ほぼ毎日お料理をしているんですね。どうやってここまでの品数を作れるようになっていったのか、すごく知りたいです。献立は、どのように決めているんですか?まずは、主菜から決めることが多いですね。
「たんぱく質をしっかりとれるように鶏肉料理」「練習がハードだったから、疲労回復で豚肉料理」「血肉をしっかりつくれるように牛肉料理」という感じで、同じものが続かないようにしています。
スマホのメモ機能に、主菜を4〜5品書き出して、味つけかぶらないように副菜を考えていっています。
で、冷蔵庫を確認して、たりないものを買いにいって。段取りも考えて、スムーズに調理できるようにがんばっている状態です。
真野さんのスマホ内の料理メモスマホの料理メモは、4、5年前からつけているのですが、最初のころは、自分で見るのも恥ずかしいくらいの料理を作っていました。それもメモには残っていますし、SNSにもアップしたままです。
当時は、厳しいコメントをいただくことも多かったんですが、それを読みながら「成長するしかない。もっと上手になりたい」と思って。厳しいお言葉のおかげでがんばれたと思います。